解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
株式会社tattvaブランド名
シマボシ容量
110ml参考価格
10780円1mlあたり
98円KaisekiID
7413全成分
目元美容液として、効果が絶大かどうかと言われると最高というわけではないですが、処方がとてもマニアックで個人的に好きです。
一般的には少しわかりづらいのですが、何がマニアックと言っているのかと言いますとアルカリゲネスレータスB-16ポリマーのような微生物産両親媒性高分子が通常の界面活性剤の代わりとして乳化剤の役割を果たしているところ。
言うまでもなく、界面活性剤に比べてはるかに低刺激で、同じ仕事をしてくれるという成分です。
微生物と言うと微妙に思われるかもしれませんが、微生物に由来しているというだけで、微生物の影も形もない成分ですのでご安心を。
この超低刺激、環境への負荷も少ない安全な成分が全体を一つにしているような役割を担っているわけですね。
そして、アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム共重合体/イソヘキサデカン/ポリソルベート80という長い名前の成分。こちらは通常よりも安価に入手可能な増粘剤で、安価なわりにシリコンも入荷できるほど性能に長けているコストパフォーマンスの高い成分です。
プラセンタエキス、というのは聞いたことがある方も多いと思いますが、ニチレイ・水溶性プラセンタエキスB-Fは豚由来のプラセンタエキス(アルフォス除去タイプ)で透明性が高く、低臭性のクオリティの高いプラセンタ。
N-ラウロイルサルコシンイソプロピルは界面活性剤でもなく、油でもなく、どちらともとれる機能性成分で、安全性が高く、乳化作用に優れる特徴がありますね。
そして、サトウキビ由来の植物性スクワラン(シュガースクワラン)や、セラミド2を模したメチルヒドロキシプロリンパルミタミドの配合など、どの成分もひとクセ利いていてマニアックなのが。おわかりいただけたでしょうか。
単に物珍しい成分を集めたというのではなく、質の高い製品を作ろうとしてわざわざチョイスしたという点もお忘れなく。全体的なクオリティをしっかりと高めることに寄与しています。
まず第1に、皮膚が薄くとてもデリケートな目元に対して安全にアプローチできるという利点を実現しているのが大事なところです。
さまざまな有効成分をしっかりと届けるために、設計の段階から低刺激性を重視し、かつ最大限に有効性を届けようという複雑な設計が見て取れます。
この辺りが一般的に分かりづらい部分と言えますが、マニアックでしっかり考えられていて、一般的なものより安全で効く、と捉えていいでしょう。
マニアックついでに言えば、カワラヨモギエキスのような防腐剤の代わりを務められるような成分が入っていることも注目すべきですね。
例えばペプチド系のような、見るからに美容効果がありそう的な成分がないため、ぱっと見では効果があまり高くなさそうですが、実はそれぞれの美容成分の有効性を最大限に引き出して届けるような工夫が施されている、というタイプのように思います。
効果の高い美容成分にありがちな副作用の心配がほぼほぼなく、かつ美容成分がマックスに注入されるようなイメージ、と言い換えてもいいかもしれません。
確実に普通の美容液よりも分かりづらい部分が多いですが、個人的には非常に面白いと思いますし、ちょっと近未来的な製品の特徴を持っている、新しい目元美容液であると言えるでしょう。
新しいもの好きな方には是非体験してみてほしい内容です。期待できます。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。