カテゴリ:シャンプー
総合ランク
総合点

1mlあたり
口コミの評価
カテゴリ内順位
安全性が高い商品です
EU規制の成分が検出されました(1件)
個人差要因皮膚感作性2件・アレルゲン1件・経皮吸収36件
メーカー
花王ブランド
サクセス容量
400ml参考価格
1950円1ml単価
4.9円JAN
4901301428158ASIN
B0D4LDPBS2発売日
2024年6月7日ID
9933シリーズ名
サクセスRESIL(サクセスレジル)詰め替え
あり公式サイト
公式サイトを見る全成分
商品説明
解析チームです。花王の新ライン「サクセス レジル」から登場したノンシリコーンシャンプーを成分レベルから徹底解剖します。アミノ酸系洗浄剤とスカルプケア成分の組み合わせに何が起きているのか、データをもとに読み解いていきます。
総合点3.7点(平均+0.7)は、同価格帯(1,950円/400ml)のノンシリコーンシャンプーとして水準以上の評価です。ただし内訳を見ると、得意・不得意がはっきり割れた「二極化型」の設計であることが分かります。
平均スコア:3.0点 / 全5点満点
赤バー=平均以下、その他=平均超え
最大の特徴は保湿力4.9点・スカルプケア力4.5点という圧倒的な頭皮向け設計と、髪補修力2.5点・育毛効果2.5点というやや物足りない毛髪ケア力の同居です。「ハリ・コシ」を訴求するブランドコンセプトと、補修力の低評価は一見矛盾しますが、成分の配合順を見ると合点がいきます。ペリセアは配合されているものの処方の上位成分ではなく、「洗浄後の頭皮環境整備」に注力した設計と読めます。
この処方の"目玉"成分。グルタミン酸・リジンというアミノ酸と、ラウリン酸(脂肪酸)を組み合わせたジェミニ型(双子型)両親媒性化合物で、2本の疎水性尾部を持つ独自構造が特徴です。この構造が、シャンプー中わずか1分という驚異的なスピードで毛髪内部に浸透することを可能にします。
ダメージ部位の脂肪酸を直接補完することでキューティクルを整え、皮膜形成・保湿・バリア機能回復にも寄与する多機能成分です。
3種のアミノ酸系洗浄剤が相互補完的に機能する、洗浄剤品質4.3点(優秀)の核心です。
余談ですが、資生堂研究所の論文によると、ラウロイルメチルアラニンNaとタウリン系洗浄剤の組み合わせは、単独処方と比べて泡のクリーミーさが有意に向上することが報告されています。
ヤシ油・パーム油由来ではあるものの、洗浄力・脱脂力はラウレス硫酸Na(硫酸系)同等以上というデータがあります。アミノ酸系洗浄剤と混在する処方ですが、安全性スコアが3.4点にとどまる要因の一つです。
スカルプケア力4.5点(圧倒的)を支える二本柱です。
余談ですが、マリンバイオテクノロジー学会の報告によると、ヒバマタ由来フコイダンはヒアルロン酸Naと組み合わせた場合、単独処方と比べ保湿持続時間が約1.5倍に延長するデータが存在します。この製品ではヒアルロン酸Naも配合されており、意図的な相乗設計と読めます。
製品安定性の確保に欠かせないキレート剤(金属イオン封鎖剤)ですが、EWGスコア6は本処方中で最も高い値です。生分解性が低く環境残留性が課題とされており、全体的な安全性スコア3.4点に影響している成分です。推奨配合量(0.01〜0.1%)の範囲内使用が前提で、CIRはSafe as Usedと結論付けています。
ポリクオタニウム-10・ポリクオタニウム-52という2種のカチオン性ポリマーが配合されていますが、アニオン性洗浄剤の過剰混合がある場合は凝集リスクがあることがデータ上示されています(ポリクオタニウム-52の注意情報より)。この処方では両者のバランスが意図的に設計されていると考えられますが、独自ブレンドのコンディショナーと混合使用する際は注意が必要です。
保湿・スカルプに全力投球、補修はコンディショナーで補う設計
このシャンプーの本質は「髪を補修するシャンプー」ではなく「頭皮環境を整えるシャンプー」です。保湿力4.9点・スカルプケア力4.5点という圧倒的な頭皮特化スコアが、その設計意図を雄弁に語っています。アミノ酸系洗浄剤の品質は4.3点と優秀であり、洗浄性能への妥協はありません。
一方で、髪補修力2.5点というやや物足りないスコアはペリセア配合にもかかわらずの数字です。これは「シャンプーで補修を完結させる」コンセプトではなく、別途コンディショナー・トリートメントを前提とした処方設計と捉えるのが正確です。口コミで散見される「軋みを感じるがトリートメント使用でしっとり」という報告はこのスタッツ評価と一致しています。
使用シーン別推奨度:
口コミ(4.67点)の高評価は「泡立ちの良さ」「さっぱり感」「香りのバランス」への言及が中心で、使用感4.0点・洗浄力3.6点という解析スコアと方向性は一致します。ただしサンプル数がまだ少なく、スコアの安定性は今後の口コミ蓄積を待つ必要があります。