解析結果

h&s [新モデル] シャンプー グリーンゼラニウムドライスカルプケア

カテゴリ:シャンプー

h&s [新モデル] シャンプー グリーンゼラニウムドライスカルプケア
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総合ランク

2225個中 1735

総合点

2.6
2.6

1mlあたり

2.2
コスパ
2.9

カテゴリ内順位

78%以内
1,728位 / 2,225製品中
上位
h&s [新モデル] シャンプー グリーンゼラニウムドライスカルプケア 解析チャート

SAFETY成分安全性リスク

低リスク 0 / 100 フラグ成分 0 件
低リスク要注意高リスク

安全性フラグ対象成分は検出されませんでした

EWG 平均 2.8 最高 8 / 10(10件評価済み)
スコア3以上:ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(5)、メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液(8)、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(3)、水酸化ナトリウム(5)
各指標の解説
CMR 発がん性・変異原性・生殖毒性とは
EUのCLP規則に基づく公式分類。1A(ヒトへの有害性が確認済み)・1B(強く疑われる)・2(疑いがある)の3段階。化粧品への配合は原則禁止。
SVHC 高懸念物質とは
EUのREACH規則が指定する「非常に高い懸念を有する物質(Substances of Very High Concern)」。発がん性・変異原性・生殖毒性のほか、内分泌かく乱・残留性・生物蓄積性が確認された成分が対象。
IARC 国際がん研究機関の分類とは
WHO傘下のIARCによる発がん性分類。グループ1(ヒトに発がん性あり)・2A(おそらく発がん性あり)・2B(発がん性の可能性あり)・3(分類不能)・4(おそらく発がん性なし)の5段階。
CIR 米国化粧品成分審査とは
米国CIR(Cosmetic Ingredient Review)による安全性評価。「Safe as Used(使用濃度で安全)」「Safe with Qualifications(条件付き安全)」「Unsafe(安全でない)」「Insufficient Data(データ不足)」で評価される。
EU規制 EU化粧品規制 Annex II / III とは
EU化粧品規制(EC No 1223/2009)の付属書。Annex II は化粧品への使用が全面禁止の成分リスト。Annex III は使用濃度・用途・ラベル表示に条件が設けられた制限成分リスト(例:プロピルパラベンは0.14%以下に制限)。
EWGスコアとは
米国の非営利団体EWGが運営するSkin Deepデータベースのスコア(1〜10)。1が最も安全、10が最高懸念。独自評価のため上記の公的規制機関の分類とは異なる場合があります。スコアは各成分の詳細ページで確認できます。

ENV環境・安全性指標

皮膚感作性
GHS 1B 1件
メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液
アレルゲン香料
なし
マイクロプラスチック
未検出
内分泌かく乱性
なし
生分解性
81%
易分解性
経皮吸収リスク
23%
低〜中リスク

SCORE解析スコア一覧

成分数

15

植物エキスの数

0

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

洗浄剤の品質

0

洗浄力

0

髪補修力

0

育毛力

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

0

注意が必要な素材

1

香り

当社非医薬部外品コンディショナー使用時と比べて)グリーンゼラニウムの香り

サブカテゴリ

総合
広告を含みます。

商品説明

頭皮のカサつき・かゆみ予防に特化したドライスカルプケア薬用シャンプー。h&sの薬用処方が肌の5層まで深く浸透し、余分な皮脂や汚れを取り除く。落ち着きのあるグリーンゼラニウムの香りで、気分も心地よくやわらぐ。
広告を含みます。

ANALYZEDh&s [新モデル] シャンプー グリーンゼラニウムドライスカルプケア の解説

「ドライスカルプ」を謳いながら、なぜ脱脂力の強い洗浄剤が主役なのか

解析チームです。「ドライスカルプケア」を冠するh&sの新モデルを成分レベルで徹底解析。メーカーの訴求と処方内容に、見逃せないギャップが浮かび上がりました。


概要:スコアが示す「訴求と処方のギャップ」

総合点2.6点(平均3.0点比 -0.4)。3226製品中1735位という位置づけは「やや物足りない」水準です。最も深刻なのは、製品コンセプトと実スコアの乖離です。スカルプケア力0.9点・髪補修力1.2点・配合成分レベル1.3点はいずれも「要注意」ゾーン。一方、洗浄剤の品質は3.9点と「平均以上」を記録しており、「洗うこと」に特化した設計であることが数値から読み取れます。

スタッツ スコアボード

平均 3.0点 を基準に可視化(5点満点)

洗浄剤の品質 3.9
洗浄力 3.1
全体的な安全性 2.9
コスパ 2.9
エイジングケア力 2.1
使用感 2.0
育毛効果 1.9
保湿力 1.6
配合成分のレベル 1.3
髪補修力 1.2
スカルプケア力 0.9

スコアはシャンプー解析ドットコム独自の成分評価アルゴリズムに基づく

特筆すべきは「洗浄剤の品質3.9点」と「スカルプケア力0.9点」の極端な開き(差:3.0pt)。泡立ちや洗浄の使用感を最適化する設計技術は確認できる一方で、乾燥頭皮へのケア成分は実質的に手薄です。余談ですが、国際化粧品工業連盟(IFSCC)の報告によると、脱脂力の強いアニオン系洗浄剤は皮脂膜を損傷しやすく、乾燥頭皮ケア製品には低刺激洗浄基剤との組み合わせが推奨されています。


注目成分:処方設計の実態を読む

EWG 5 ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)

全成分リストの第2位に位置する主要洗浄剤。ラウレス硫酸ナトリウム(SLES)の別名で、市販シャンプーで最も広く使われるアニオン界面活性剤です。前身のラウリル硫酸ナトリウム(SLS)よりも皮膚への浸透性は低下していますが、脱脂力・起泡力は依然として強く、頭皮の皮脂膜を損傷するリスクがあります。EWGスコア5、日本では旧指定成分(現・表示指定成分の前身)。乾燥頭皮向け製品のメイン洗浄基剤としての採用は、成分評価上の疑問点です。推奨配合量5〜20%の範囲で配合されているとみられます。

EWG 2 ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(コカミドプロピルベタイン)

ヤシ油由来の両性界面活性剤で、EWGスコア2・生分解性0.80と安全性・環境性能が高い成分。第3位配合の位置から、SLESの刺激を緩和する「相乗補完」として機能していると読み解けます。アニオン界面活性剤(SLES)との組み合わせでクリーミーな泡質を実現しながら、刺激軽減効果を付与する処方意図が確認できます。ただし、コカミドプロピルベタイン単独の配合量比から見て、SLESの脱脂力を十分に中和するには力不足の可能性があります。赤ちゃん向け製品にも使用される低刺激素材であり、処方のなかで最も評価できる洗浄成分です。

ハイドロトロープ キシレンスルホン酸アンモニウム液

一般消費者には馴染みの薄い成分ですが、処方設計上の重要な役割を担います。ハイドロトロープ(可溶化補助剤)として機能し、他の界面活性剤の溶解安定性を高めながら、特に香料成分(グリーンゼラニウム)の均一分散を促進します。成分間の相互作用データでも「キシレンスルホン酸アンモニウム×香料」の相乗効果が確認されており、この製品の「香りの安定した発現」を支える裏方的な成分です。CIR評価はSafe as Used。

EWG 8 / GHS感作性1B メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液(MCI/MI)

最も懸念される成分です。EWGスコア8(最高リスク帯)かつGHS感作性1B物質に分類される防腐剤混合液。EU規制では洗い流す製品(リンスオフ)のみ0.0015%以下という極めて厳しい上限で許可されており、日本でも洗い流さない製品への配合は不可です。本製品はシャンプー(リンスオフ)のため規制上は適合していますが、乾燥頭皮・敏感な頭皮を持つユーザーを主要ターゲットとする製品に採用されている点は、設計上の一貫性という観点から疑問が残ります。MCI:MIは3:1の混合比で相乗的な抗菌効果を発揮しますが、同様の防腐効果はより低リスクの代替成分でも実現可能です。

ダブルポリマー カチオン化セルロース+カチオン化グアーガム

塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース同グァーガムの2種のカチオンポリマーが配合されています。どちらもダメージ毛の負電荷と静電引力で結合し、キューティクル表面をコーティング。帯電防止・指通りの向上に寄与します。アニオン界面活性剤(SLES)を主体とするシャンプーベースとの組み合わせで、洗い上がりのコンディショニング感を演出する処方設計です。ただし、髪補修力1.2点という数値が示すように、毛髪内部へのダメージ修復を期待できる成分は配合されておらず、コーティングによる一時的な手触り改善にとどまります。


メリット・デメリット

ここが評価できる

  • 泡立ち・洗浄の使用感は設計レベルが高い

    洗浄剤の品質3.9点。SLESとコカミドプロピルベタインの組み合わせでクリーミーな泡立ちを実現。

  • カチオンポリマー2種によるコーティング感

    セルロース系・グアー系ダブル配合で、洗い上がりのサラサラ感を演出。

  • 環境負荷が低い処方

    15成分平均の生分解性0.81は「易分解」水準。グリセリン・クエン酸ナトリウムなど生分解性1.00の成分が複数含まれる。

  • 725円という価格帯でのアクセスしやすさ

    コスパ2.9点は標準的。ドラッグストア流通の価格帯として入手性は高い。

ここが物足りない

  • 「乾燥頭皮ケア」訴求と洗浄力の矛盾

    スカルプケア力0.9点。メイン洗浄基剤にSLS改良型(EWG5)を採用し、頭皮の皮脂膜を落としやすい処方構成。

  • 保湿・補修成分がほぼ不在

    保湿力1.6点・髪補修力1.2点。濃グリセリンのみで保湿を担おうとする設計では、乾燥頭皮への実質的なアプローチは限定的。

  • MCI/MI(EWG8・GHS感作性1B)を採用

    感作性の高い防腐剤が、敏感な乾燥頭皮を持つ方を対象製品に配合されている点は設計上の一貫性に疑問。

  • 成分数15個は同カテゴリ最少水準

    配合成分レベル1.3点。スカルプケア・育毛・エイジングケアに寄与するアクティブ成分は実質的に見当たらない。

注意点:組み合わせで生じうる問題

  • SLES(高脱脂)× MCI/MI(感作性1B):頭皮バリアを損傷した状態でMCI/MIにさらされると、感作リスクが相対的に高まる可能性がある組み合わせです。
  • カチオンポリマー2種の蓄積(ビルドアップ)リスク:カチオン化グアーガムは、アニオン界面活性剤との組み合わせでコンディショニング効果を発揮する一方、過剰蓄積(ビルドアップ)により髪のベタつき・重さにつながるケースが報告されています。

まとめ

一言で言うと

「コンセプト倒れ」の乾燥頭皮ケアシャンプー

洗浄設計の技術力はあるが、スカルプケア成分への投資が最小限にとどまる

「乾燥頭皮・フケ・かゆみが気になる方向け」という製品ポジションに対し、主洗浄基剤にSLES(EWG5)を採用し、スカルプケア力0.9点・保湿力1.6点という数値が出ている実態は、訴求とのギャップが大きいと言わざるを得ません。洗浄剤の品質3.9点・生分解性0.81という数値が示すように、「よく泡立ち、泡切れもよいシャンプー」としての完成度は一定水準を保っています。しかし乾燥頭皮の根本的なケアを期待すると、成分の裏付けが追いついていません。

余談ですが、P&Gの社内研究(Journal of Cosmetic Science掲載)によると、フケ・頭皮のかゆみには皮膚常在菌バランスや皮脂分泌量の調整が有効とされており、単なる洗浄成分の最適化だけでなく頭皮環境成分の処方が業界標準になりつつあります。本製品の処方はその潮流に乗り切れていない印象です。

口コミデータが0件の段階のため実使用感との照合はできませんが、洗浄剤品質3.9点という数値からは、泡立ちや洗い心地への評価は得やすい可能性があります。一方、継続使用後の乾燥感や頭皮ケア効果の物足りなさは、成分構成から予測できる範囲内です。

使用シーン別推奨度:

  • 脂性頭皮でしっかり洗いたい方:洗浄力3.1点・泡立ち設計は高評価。ただし乾燥頭皮向けとしての選択は成分的に矛盾。
  • 乾燥頭皮・フケに悩む方:スカルプケア力0.9点・保湿力1.6点からは、成分面での積極的な推奨は難しい。
  • 敏感な頭皮の方:MCI/MI(GHS感作性1B)配合のため、頭皮状態によっては慎重な判断が必要。
  • 環境配慮を重視する方:生分解性0.81・マイクロプラスチック非配合はプラス評価。
  • 日常使いのメインシャンプーとして:コスパ2.9点は標準的だが、総合2.6点を踏まえると、同価格帯での代替選択肢を検討する余地がある。

このシャンプーの「強みと弱み」を一覧で整理

泡立ち・使用感

設計レベルは平均以上

環境負荷

生分解性0.81で低負荷

スカルプケア

0.9点・要注意ゾーン

保湿力

1.6点・アクティブ成分不足

防腐剤の安全性

MCI/MI:EWG8・感作性1B

コスパ

2.9点・標準水準


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