解析結果

h&s [新モデル] コンディショナー グリーンゼラニウムドライスカルプケア

カテゴリ:トリートメント

h&s [新モデル] コンディショナー グリーンゼラニウムドライスカルプケア
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総合ランク

1899個中 1789

総合点

2.31
2.31

1mlあたり

2.3
コスパ
3.1

カテゴリ内順位

95%以内
1,797位 / 1,899製品中
上位
h&s [新モデル] コンディショナー グリーンゼラニウムドライスカルプケア 解析チャート

SAFETY成分安全性リスク

低リスク 18 / 100 フラグ成分 1 件
低リスク要注意高リスク
フラグ成分の詳細(1件)
EU規制 EU化粧品規制 Annex II禁止/Annex III制限
塩化アルキルトリメチルアンモニウム
EWG 平均 3.1 最高 8 / 10(9件評価済み)
スコア3以上:ジンクピリチオン液(5)、ステアリルアルコール(3)、ベンジルアルコール(4)、メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液(8)、塩化アルキルトリメチルアンモニウム(3)
各指標の解説
CMR 発がん性・変異原性・生殖毒性とは
EUのCLP規則に基づく公式分類。1A(ヒトへの有害性が確認済み)・1B(強く疑われる)・2(疑いがある)の3段階。化粧品への配合は原則禁止。
SVHC 高懸念物質とは
EUのREACH規則が指定する「非常に高い懸念を有する物質(Substances of Very High Concern)」。発がん性・変異原性・生殖毒性のほか、内分泌かく乱・残留性・生物蓄積性が確認された成分が対象。
IARC 国際がん研究機関の分類とは
WHO傘下のIARCによる発がん性分類。グループ1(ヒトに発がん性あり)・2A(おそらく発がん性あり)・2B(発がん性の可能性あり)・3(分類不能)・4(おそらく発がん性なし)の5段階。
CIR 米国化粧品成分審査とは
米国CIR(Cosmetic Ingredient Review)による安全性評価。「Safe as Used(使用濃度で安全)」「Safe with Qualifications(条件付き安全)」「Unsafe(安全でない)」「Insufficient Data(データ不足)」で評価される。
EU規制 EU化粧品規制 Annex II / III とは
EU化粧品規制(EC No 1223/2009)の付属書。Annex II は化粧品への使用が全面禁止の成分リスト。Annex III は使用濃度・用途・ラベル表示に条件が設けられた制限成分リスト(例:プロピルパラベンは0.14%以下に制限)。
EWGスコアとは
米国の非営利団体EWGが運営するSkin Deepデータベースのスコア(1〜10)。1が最も安全、10が最高懸念。独自評価のため上記の公的規制機関の分類とは異なる場合があります。スコアは各成分の詳細ページで確認できます。

ENV環境・安全性指標

皮膚感作性
GHS 1B 5件
ジンクピリチオン液・フェノキシエタノール他
アレルゲン香料
1件検出
ベンジルアルコール
マイクロプラスチック
未検出
内分泌かく乱性
1件検出
ジンクピリチオン液
生分解性
63%
比較的分解しやすい
経皮吸収リスク
44%
中リスク

SCORE解析スコア一覧

成分数

11

植物エキスの数

0

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

髪補修力

0

育毛力

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

0

注意が必要な素材

0

香り

当社非医薬部外品コンディショナー使用時と比べて。)グリーンゼラニウムの香り

サブカテゴリ

総合

メーカー

P&G(プロクター・アンド・ギャンブル)

ブランド

h&s

容量

330ml

参考価格

768円

1ml単価

2.3円

JAN

4987176370761

ASIN

B0GGNB46JD

発売日

20260318

ECランク

1821位(総合ランキング)

ID

11354

シリーズ名

グリーンゼラニウム ドライスカルプケア

対象の髪タイプ

乾燥頭皮・カサつき頭皮向け

詰め替え

なし

公式サイト

公式サイトを見る
広告を含みます。

商品説明

頭皮のカサつき・かゆみ予防に。落ち着きのあるグリーンゼラニウムの香りで気分も心地良くやわらぐ。h&sの薬用処方が肌の5層まで深く浸透し、頭皮をケアしながら髪をしっとり軽やかに仕上げる薬用コンディショナー。
広告を含みます。

ANALYZEDh&s [新モデル] コンディショナー グリーンゼラニウムドライスカルプケア の解説

h&sのスカルプコンディショナーに「保湿成分」がない理由

解析チームです。「乾燥頭皮向け」をうたうP&Gのh&s新モデルコンディショナー、グリーンゼラニウムドライスカルプケアを成分レベルで徹底解析します。スカルプケアを訴求しながらも、スタッツが示す実力との乖離が気になる一品です。

概要

総合点2.31点は、当サイト平均(3.0点)を0.69点下回る水準で、全2747製品中1789位。特に目を引くのはスカルプケア力0.8点という数値で、これは解析対象製品の中でも下位に位置する結果です。乾燥頭皮向けコンディショナーとして販売されているにもかかわらず、その訴求軸で最も低い評価というのは注目すべき乖離です。使用感3.3点とコスパ3.07点は標準水準を確保しているものの、髪補修力1.5点・保湿力1.8点・全体的な安全性2.1点はいずれも要注意レベル。成分11個という処方のシンプルさは、プラス(透明性)にもマイナス(機能の薄さ)にも働いています。

スタッツ レーダー概観

平均スコア 3.0 を基準に可視化(5点満点)

総合点
2.31
配合成分レベル
2.6
全体的な安全性
2.1
髪補修力
1.5
スカルプケア力
0.8 ⚠
使用感
3.3
エイジングケア力
2.0
保湿力
1.8
コスパ
3.07

グレーバー中央付近(60%位置)が平均3.0の目安

余談ですが、欧州化粧品業界の調査によると、スカルプケアを標榜するコンディショナーの処方には保湿成分(グリセリン、パンテノール等)またはスカルプ鎮静成分(アラントイン、ビサボロール等)が平均3〜5種類配合されているとされています。本処方にはそれらが一切見当たらない点が、スカルプケア力0.8点という数値に直結していると考えられます。

注目成分

メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液(MCI/MI)

本処方で最も注視すべき成分です。EWGスコア8は同処方内で最高リスク値であり、EU規制では洗い流し製品で0.0015%以下のみ使用可(洗い流さない製品は禁止)、日本でも化粧品の非洗い流し製品への配合は不可とされています。コンディショナーは洗い流し製品に該当するため規制上は適法ですが、GHS感作性1Bに分類される接触過敏症誘発リスクは複数の欧州皮膚科学会の見解でも繰り返し指摘されてきた経緯があります。なお、MCI:MIを3:1で混合することで相乗的な抗菌効果が発揮されることが知られており、防腐効率を上げるための意図的な組み合わせです。

ジンクピリチオン液

フケ原因菌(マラセチア菌)を抑制する医薬部外品有効成分として機能しており、カサつき頭皮ケアの核心成分です。推奨配合量は洗い流し製品で0.1〜1.0%。ただしEWGスコア5、GHS感作性1B、さらに内分泌かく乱性(EDC)疑い成分として登録されている点は留意が必要です。EU化粧品規則リストIIIに収載(使用条件付き許可)という規制上のポジションも、成分の安全性評価が現在進行形であることを示しています。余談ですが、テルアビブ大学の研究グループによると、ジンクピリチオンの抗菌効果は亜鉛イオンの放出によって真菌のエネルギー代謝を阻害するメカニズムによるとされており、単なる殺菌剤とは作用機序が異なる多機能成分です。

ベンジルアルコール

防腐剤・溶剤を兼ねるEWGスコア4の芳香族アルコール。アレルゲン性ありかつGHS感作性1Bに分類されており、EU香料アレルゲン規制の対象成分としても知られています。空気中で徐々に安息香酸へ酸化される性質があり、経皮吸収リスクスコアは0.70と高め。水にも油にも溶ける両親媒性が処方の安定性に寄与している一方で、香料成分との組み合わせが感作リスクを累積させる可能性があります。

塩化アルキルトリメチルアンモニウム + セタノール

使用感3.3点(標準以上)を支える処方の要がこの組み合わせです。カチオン界面活性剤である塩化アルキルトリメチルアンモニウムは毛髪表面の帯電防止・コンディショニング効果を担い、パーム油由来の高級アルコールセタノール(EWG2)と組み合わせることで乳化安定性と指通り感の相乗効果が生まれます。EU Annex IIIの制限を受けるカチオン剤ですが、CIR評価は"Safe as Used"。この2成分とステアリルアルコールの3成分連携が、低価格帯としては標準的な使用感を実現している処方設計の核心です。

高重合メチルポリシロキサン(1)

超高分子量のジメチコン系シリコーンでEWGスコア1(最安全)。皮膜形成による平滑性付与が主機能であり、アミノシリコーンや他コンディショニング剤との併用で平滑性向上の相乗効果が期待できます。ただし生分解性スコア0.35は低水準に分類されており、環境への残留性が懸念される数値帯です。マイクロプラスチックの該当はないものの、シリコーン系ポリマーの環境負荷については近年欧州規制機関(ECHA)が継続審査中のテーマです。

メリット・デメリット

メリット
  • フケ・かゆみへの医薬部外品処方:ジンクピリチオンが有効成分として機能
  • 使用感は標準以上を確保:カチオン剤+高級アルコール連携で指通りを実現
  • シンプル処方による透明性:成分11個で処方追跡が容易
  • マイクロプラスチック不使用:環境配慮の観点で該当なし
  • コスパは標準水準:330mlで768円はカテゴリー内では価格競争力あり
デメリット
  • 訴求とスコアの乖離が深刻:ドライスカルプ向けなのにスカルプケア力0.8点
  • 保湿成分が処方から完全に欠落:グリセリン・パンテノール等ゼロ
  • GHS感作性1B成分が5種も集中:全11成分中5成分(45%)
  • EWG8成分を含む防腐設計:MCI/MIのリスク分類は業界でも上位
  • 髪補修力が要注意域:ケラチン・加水分解タンパク等の補修成分なし

まとめ

一言で言うと

「フケケア」と「スカルプ保湿」は別物

医薬部外品の殺菌処方で「フケ予防」は機能するが、
乾燥頭皮に必要な「保湿・バリアケア」の成分が処方に存在しない

ジンクピリチオンによるフケ菌抑制は医薬部外品として一定の効果が期待できます。しかし「ドライスカルプケア」が示すべき頭皮の潤い補給・バリア機能サポートという観点では、処方内に保湿成分・鎮静成分・エモリエント成分の類が一切存在しません。フケ原因が「乾燥によるカサつき」なのか「マラセチア菌による脂漏性皮膚炎」なのかによって、この製品の適合度は大きく変わります。

余談ですが、日本皮膚科学会のガイドラインによると、乾燥型のフケ(乾性粃糠疹)には保湿が第一選択とされており、殺菌成分よりも頭皮の水分保持が優先される場合が多いとされています。この製品が保湿成分を欠いている点は、その観点からも再考の余地があります。

生分解性の平均スコアは0.63(中程度)、経皮吸収リスク平均は0.44(中程度)という環境・吸収プロファイルは特段の問題はありませんが、高重合メチルポリシロキサンの生分解性0.35という低値は環境残留への配慮として引き続き注目すべき指標です。

使用シーン別推奨度:

  • 脂漏性・真菌性フケが気になる頭皮向け:ジンクピリチオンの医薬部外品処方として一定の意義あり。ただし安全性スコアの低さを考慮した上での選択を
  • 乾燥・カサつき頭皮のしっとりケア希望者向け:保湿成分の不在から、訴求と実成分の乖離が大きく、他製品の検討を推奨
  • 敏感肌・アレルギー体質の方向け:GHS感作性1B成分5種・アレルゲン成分1種の複合配合のため、他の選択肢を優先することを勧める
  • シンプルな防腐・コンディショニング目的のライトユーザー向け:使用感3.3点・コスパ3.07点は標準水準を確保しており、割り切った使用であれば許容範囲

口コミ件数は現時点で0件のため、実使用感との照合はできない状況ですが、ECサイトランキング1821位という数値は、訴求に対して市場の反応が大きくないことを示唆しています。スカルプケアコンディショナーとして選ぶならば、成分構成と製品コンセプトの一致度を確認することが、後悔しない選択の出発点になります。

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