解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
花王ブランド名
サクセス容量
380ml参考価格
711円1mlあたり
1.9円JANコード
4901301289742KaisekiID
7470全成分
サクセスって言うと育毛シャンプーのようなイメージを持たれている方も多いんじゃないかと思いますが、このブランドは一貫してクールな安物という製品づくりに励んでいます。
誤解のないように言うと、確かにメントールには刺激作用により、いくぶんかの育毛作用が期待される、という面はありますが、実際にメントールでふさふさになったという人を見たことありません。
あくまでも、育毛の手助けの1つになる、というくらいの見方でよいのです。
そもそも、サクセスに関しては育毛よりも気持ちよさを重視しているのでは?と思います。
基本的にはラウレス硫酸アンモニウムベースのチープなシャンプーです。洗浄力が高く、市販でとてもよく見るタイプの量産型ですね。
そこにメントールだの唐辛子だの、刺激をプラスして発毛を促そうという意図が見られます。
もう1つには、ピロクトンオラミンという殺菌剤も配合していますね。
ジクジクしたフケのような状況には有効ですが、それ以外の方にはやや刺激が強くなったり、不必要な殺菌により頭皮環境を悪化させ得る存在となりそうです。
このように、やたら泡立ちは良いが基本的に洗浄力が強い安っぽいシャンプーという以上のものとは思えないのです。
少なくても、メントールと唐辛子だけで発毛!というのはやや力不足感否めません。
育毛トニックの浸透を助ける、と言っているではないか?
いや、本当に効かせようというトニック剤などは皮脂があっても浸透させられるように設計されているもので、脂をとらないと効かない、というのはちょっと古めかしい考え方です。
頭皮のバリア、髪のバリアをあまりにも除去しすぎる傾向にあり、かつ刺激や殺菌が強いので頭皮の状況を悪化させる方向に向きやすいように思います。
皮脂は必ずしも邪魔で無駄なものではなく、弱酸性の環境を保つために必須のものなんだよ、頭皮や髪のバリアを担っているんだよ、という部分を理解した上で、どのくらい洗浄力が本当は必要なのか、と考えれば適切なレベルが掴めることでしょう。
育毛に対する思索が不足していると、このようなわかりやすいテーマのシャンプーを使いがちですが、もっと実際は複雑なものだよ、育毛は、という点に思いを馳せたいものです。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。