解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ZACCブランド名
ZACC容量
150ml参考価格
2200円1mlあたり
14.7円JANコード
4589853120036KaisekiID
7621全成分
良いです。効きます。
しかし、ちょっと怖い。
なぜなら、カチオン界面活性剤が入っているため。
モノとしては優秀だと思います。
ベースというか、核となっているのがメドウフォームラクトン。
ダメージ毛の疎水化が可能で、要するに傷んだ部分を回復させるよ、という効果があるのですが、これにより指通りが改善し、ツヤを生み出す効果があります。
コレ自体はとても良いですよね。
更にペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)の配合、疑似セラミドも配合されていて即効性もありつつ、潤滑性と補修効果も期待できる構成に。
良いですよね。普通に良いです。さらに、植物エキスは抗炎症効果が高く、肌荒れを防止する役割も担っています。
良いですね。もう大体良いのですが、致命的なものが最後の方にあります。。
セトリモニウムクロリド。これは4級カチオン界面活性剤で、洗濯で言えば柔軟剤、トリートメントなどのベースとなる成分です。
これは、洗い流すから安全に使えるわけで、洗濯したあとに柔軟剤をつけて流さない人はいないのと同じで、塗りっぱなしは危険な成分です。
そのタンパク変性作用はあらゆる洗浄剤のそれよりも上ですので。ただし、この製品のように配合量が少ないと比較的安全なのではないか、といわれている面もありますが、肌の弱い人には確実に影響があると思います。
なにしろ、筆者が個人的に肌が少し弱い部分があるので、カチオン界面活性剤やアニオン界面活性剤(洗浄剤)が少しでも入っているものをうけたままにすると荒れやすいため、実感としてこの危険性は低くないとお伝えしたいのです。
ペリセアも優秀ですが、その浸透性の高さはジェミニ型両親媒性界面活性剤という特徴からくるもので、人によって、状況によって完璧に安全かといわれると、疑問を呈する方がいる部分もあるわけです(個人的にはこの成分で荒れる印象は少ないですが)。
良い製品、良いコンディショニング効果を持つ製品だと思いますが、ZACCさんのわりにリスクを取ってきたな、という印象がある内容ですね。
というのも、もう少し気を使えばカチオン界面活性剤を入れずともそれなりのコンディショニング効果は実現できたのではないか、という思いがあります。
カチオン界面活性剤をアウトバストリートメントに入れるのは、即効性を求めて危険性を無視する、というメーカーに多い手法のように感じますが、ここらへんは結構グレーゾーンという印象です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。