Ingredient Analysis

セトリモニウムクロリド

カチオン界面活性剤 50件の商品に配合 ID: 1334
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
-25

安全性
+0

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名セトリモニウムクロリド
医薬部外品名塩化セチルトリメチルアンモニウム
慣用名・別名CTAC、セチルトリメチルアンモニウムクロリド
INCI名Cetrimonium Chloride
化学式C19H42ClN
分子量320.01 Da
由来合成
推奨配合濃度0.5〜2%
適正pH域3.5〜7.0
EWGスコア7/10
EU規制規制なし
日本規制 旧指定成分 化粧品成分基準収載
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +0
成分の素材品質・配合価値
安全性 -25
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -30
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +35
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

セチルトリメチルアンモニウムクロリドとも呼ばれる4級カチオン界面活性剤。負電荷を持つ毛髪表面(等電点以下)に静電吸着し、帯電防止・コンディショニング・滑沢効果を発揮。殺菌・防腐活性も持つが、タンパク変性作用が強く頭皮への刺激・炎症リスクが高い。旧指定成分。コンディショナー・トリートメントに主に使用されるが、シャンプーへの配合は頭皮リスクから推奨されない。

セトリモニウムクロリドの解析

セトリモニウムクロリド(塩化セチルトリメチルアンモニウム)は、炭素数16のセチル基を疎水性テールに持ち、4つのアルキル基で囲まれた窒素原子が正電荷を帯びる4級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤である。髪の毛はpH4〜5の酸性環境下でマイナスに帯電しており、この成分のプラス電荷が毛髪表面に静電吸着することで摩擦を低減し、くし通りや帯電防止を実現する。トリートメントやコンディショナーに配合される「滑らかさ」の基盤を担う成分だ。

一方で、この成分は強い殺菌・タンパク変性活性を持つことが知られており、濃度が高い場合には細胞膜への障害や皮膚刺激が生じやすい。日本では旧指定成分(特定成分表示義務のある成分)に指定されており、体質によってはアレルギーや接触性皮膚炎を引き起こすリスクがある。頭皮の常在菌バランスを乱す可能性も指摘されており、育毛・頭皮環境の観点ではマイナスに評価される。

類似成分と比較すると、炭素数が18のステアリルトリモニウムクロリドや、ジアルキル構造を持つジステアリルジモニウムクロリドなどはより吸着力・コンディショニング性能が高く、刺激性が相対的に低いとされる。セトリモニウムクロリドはそれらと比べると「万能だが荒削り」な印象で、特にシャンプー製品への配合は頭皮と直接接触する機会が多いため避けることが推奨される。日常的なたとえで言えば、「強い洗剤で食器をピカピカに仕上げるが、素手で扱うと手荒れする」ようなイメージだ。

環境面では生分解性が低く、水生生物への毒性が報告されており、環境負荷の観点からもあまり好ましい成分ではない。EWG Skin Deepでは中〜高リスク域に位置づけられており、配合量の適切な管理が求められる。製品に使用される場合はリンスオフ製品かつ0.25〜1%程度の低濃度での配合が望ましい。

相性の良い成分

シリコーン 高級アルコール

相性の悪い成分・混合注意

アニオン界面活性剤 高濃度タンパク質成分

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