解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
夢幻舎ブランド名
ヴィジェクトモイストリッチトリートメント容量
500ml参考価格
1800円1mlあたり
3.6円JANコード
4580640760206KaisekiID
8033全成分
まず言いたい。頭皮と髪を豊かにはぐくむと謳うこのトリートメント。実際に頭皮に塗ったら毛が抜けるんじゃない?!
ヴィーガン処方と言って耳障りのよい宣伝文句に彩られた一品。しかし実際は、初歩的な問題を孕んでいるのです。
ステアルトリモニウムクロリド。4級カチオン界面活性剤がベースに配合されていますね。
この成分、0.1%の濃度で脱毛剤として使われるほど、ハゲさせる能力が桁違いに高いんです。だから、トリートメントやコンディショナーを頭皮に塗らないように使わなくてはならない。毛先から塗り広げて、と言われるわけです。
そんな成分が含まれるトリートメントが、どうやって頭皮を豊かに育むというのでしょうか?
美容成分、植物エキスが入っているから頭皮に良いのではありません。製品全体として、致命的なリスクがないように設計されていなければ無意味以下です。
そういった観点から、もうすでに−50点以上の減点となるのは致し方ないでしょう。
そういった頭皮に良いというような宣伝を実際にしてしまっているわけですからね。
この製品、素直に髪にだけ塗るようにすれば、悪くない面もあります。
前述した4級カチオン界面活性剤がしっかりベースを作り、その上にシリコンポリマーやメドウフォーム-δ-ラクトン、加水分解ゴマタンパクPGプロピルメチルシランジオール、水添ポリイソプテンなどがさらっとした潤滑性を築いてくれるでしょう。
しかし、一体これのどこがヴィーガン処方だというのか、という疑問には触れないでおきます。
ある程度のハリ・コシを出し、それなりの潤滑性を付与するトリートメントです。印象としてはそこまで悪くないでしょうが、持続性に欠け、ダメージレベルが大きいと満足度に繋がりにくいでしょう。多少のダメージであれば仕上がりは良いといえます。
ただ、最初に言いました頭皮に云々という点について本当に気をつけてください。
使い方を間違えれば取り返しがつきません。このトリートメントに限りませんが、一般的なトリートメントは頭皮に塗って放置したら脱毛剤と同じ末路を辿ります。そういう特徴を持っているのだから、ハゲて当たり前なんです。
だからこそ、頭皮を育むとか中途半端な宣伝文句は差し控えていただきたい。なんのメリットもないばかりか、脱毛しましたでは話にならないでしょう。ヴィーガンなどと謳っておきながら。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。