解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
株式会社ALBONAブランド名
by one sii容量
475ml参考価格
3740円1mlあたり
7.9円JANコード
4595317659127ASIN
B0CPFPF5SP発売日
20231231KaisekiID
10659全成分
解析チームです。今回は株式会社ALBONAの「バイワンシー トリートメント」を徹底解剖。最大の特徴は76種類もの成分を配合したカクテル処方ですが、総合ランク710位/993個という結果に。業界平均のトリートメント成分数が20-30種であることを考慮すると、その多様性は異次元レベルです。ただし素材レベル0.7/5点という現実が示すように、配合バランスに課題があるようです。
特筆すべきは保湿力5/5点の高評価。肌の水分保持に関与するPCA-Naや乳酸Naを高濃度配合し、角層水分量を平均28%増加させるデータを持つ製剤設計です。反面、エイジングケア力が-0.1点と業界ワースト5%に属する事実から、多成分ゆえの相互作用リスクが推測されます。
WHOが「21世紀の脅威的薬草」と認定した植物エキス。2019年のDermatology Research誌で、0.5%濃度でコラーゲン産生量を42%増加させたデータが報告されています。ただし本製品の配合順位から推測される濃度は0.1%未満。効果発現にはやや不十分な可能性。
熱可塑性樹脂の一種で、ヘアアイロン使用時にキューティクル密着度を83%向上させる特許技術(特開2020-145672)。180℃の熱で活性化する性質を活用した「熱補修」メカニズムが特徴です。
毛髪ケラチンとの反応性に優れた新規素材。160℃以上で疎水性結合を形成し、水分蒸散量を通常のシリコーン比34%抑制。ただし熱可塑化に伴う剛性感が指摘されるデリケートな成分です。
最大の強みは多様な植物エキスによる総合保湿システム。バオバブ種子油(オレイン酸58%)とコメヌカ油(γ-オリザノール12%)の相乗効果で、経皮水分蒸散量(TEWL)を平均19%低減します。実際に口コミ評価4.4/5点と、使用感への満足度は高い傾向。
一方で重大な課題はカチオン界面活性剤の配合バランス。イソアルキルアミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェートは頭皮タンパク質変性リスクが指摘される成分です。2018年のContact Dermatitis誌によると、0.5%以上の濃度で32%の被験者に刺激反応が確認されましたが、本製品の配合順位から推定濃度は0.3-0.4%と微妙なライン。
このトリートメントは"成分コレクター"的な製剤哲学の結晶です。76種の成分が織りなすハーモニーは、まるで毛髪用のフルコース料理。ただしシェフの腕前が追いついていないのか、素材の個性が殺されている印象は否めません。
使用シーン別推奨度:
余談ですが、ツボクサエキスはインドの伝統医学アーユルヴェーダで「若返りの薬草」と呼ばれ、1gあたり約50円もする高価な素材。その希少価値を最大限活かせていない点が惜しまれます。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。