総合点
2.81総合ランク
2497個中 235位成分数
39植物エキスの数
13コスパ
0安全性
0素材の品質
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
3注意が必要な素材
0メーカー
サンスマイルブランド名
ヴィジェクトエアリースムーストリートメント容量
500ml参考価格
1800円1mlあたり
3.6円JANコード
4580640760183KaisekiID
8031全成分
このトリートメントの売りは、何と言ってもヴィーガン処方というパワーワードでしょう。
ヴィーガンなトリートメント、と言われると、どんなトリートメントをイメージしますか?なんとなく、体に良さそう、植物由来ばかりで作られているといったイメージを持たれるのではないでしょうか。
実際にはどのような中身なのか早速見ていきましょう。
このトリートメント、様々な成分が配合されていますが、見るべき場所はまず4級カチオン界面活性剤ステアルトリモニウムクロリド。この成分がベースに配合されているということは、皮膚に直接つけることはできないということを意味します。
何しろ、脱毛剤の主成分としても知られるステアルトリモニウムクロリドですから、その強いタンパク変性作用ゆえに皮膚への塗布は禁忌です。
これを前提として見ていかなければなりませんから、色々と問題がでてくるのです。
トリートメントは髪につけるもの。カチオン界面活性剤は皮膚につけられない。この前提ゆえに、ほとんどのヴィーガンな成分が役割を果たせずに流れ落ちていくことが想像できます。
というのも、配合されている植物エキスのほとんどが皮膚に塗ることで意味があるもの。髪に塗ってもエイジングケアは期待できませんから、宝の持ち腐れになってしまうんですね。
もちろん、保湿効果をもたらす植物オイルなどは役立ちますが、わざわざ貴重な植物を大量に費やして得られるメリットとしては限られたものになりそう。特段、ダメージ部に吸着するようにできているわけでもありませんし。
ビーガンとはあまり関係ありませんが、この中にも役に立つ成分はあります。(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーやメドウフォーム-δ-ラクトン、加水分解ゴマタンパクPGプロピルメチルシランジオール、それにモリンガ(ワサビノキ種子エキス)のように、潤滑性やつやを向上させる成分の存在がありますから、最低限これらの成分によるメリットは享受できそう。
ただ繰り返しになりますが、わざわざ植物由来にしたことのメリットってあるのかな?と疑問には思いますね。特段肌に優しいというわけでもないですし、効果は植物エキスの方がどうしたって劣ります。よく頑張ってはいるものの、これがベストかと言われると疑問点も多いという内容です。
このトリートメントに関しては、ヴィーガンと謳うわりにふつうにリスクがある、というポイントがすべてかな、と思います。
いかにも頭皮や髪に良いような印象を植え付けておいて、実際に使ってある脱毛剤のようなものでは誰も納得しないでしょう。
美容成分がいくつ含まれていても、決定的な弱点があれば意味をなしません。
これが仮に、頭皮に塗れるレベルのマイルドさがあったら話は違ってくるのですが、このトリートメントは残念ながらそういった包容力がありません。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。