カラーヘアに良いの?
カラーヘアのための濡れ髪ヘア、という触れ込みで売り出しているムコタ!/33。
カラーリングのアフターケアには様々な要素が必要とされています。
このシャンプーはどのような有効性があるでしょう?
カラーヘアを無駄に刺激しないというメリット
アミノ酸系洗浄剤をベースにしたマイルド系シャンプーです。
もうこのマイルド洗浄自体がカラーリングの色褪せを防止するのに役立つ、という形になってます。
ココイルグルタミン酸TEAやラウロイルシルクアミノ酸Kといったコンディショニング作用を持つ洗浄剤が、カラー後の髪を保護しながら表面の滑りを良くするでしょう。
クオタニウム-33、セラミド、ハチミツあたりがキューティクルを補修し、ツヤを出しますし、カタラーゼという酵素がダメージのもとになる過酸化水素の除去を担っています。
なるほど、カラー後の処理に向けた要素をいくつか備えているのがわかりますね。
カラー後への適性度はどの程度?
優しい洗浄剤、手触り、ツヤの改善、過酸化水素除去と、一応カラーケアシャンプーに必要最低限の能力は備えているのはわかりました。
さて、それではほかのカラーシャンプーと比べて有効性は高いのでしょうか?
答えとしては、可もなく不可もなし。
悪くはありませんし、カラー後に使うにはメリットもあります。ただ、ベストではありません。
また、値段のわりにメリットがそれほどでもないかな、とも思います。
1つは洗浄剤の質がそれほど高くない。
2つはコンディショニング成分のクオリティがやはりそれほど高くない。
3つは、カラー後の頭皮ケア力、これも、要素はあるものの素晴らしいというほどではない。
つまり、全体的に中途半端なレベルに終始しているという内容に見えます。
決して悪くはないのですが、どうせならもうひと声ほしいな・・という印象です。
シュワルツコフカラースペシフィークシャンプーなどと比べても、あらゆる部分で能力が足りてないような感じがするわけです。
pHだったり、補修力だったり、頭皮ケア能力だったり、洗浄剤の質もそうですが、カラー後というのは必要とされる要素が多く、より正常な状態にいち早く戻す能力が求められるのですから、中途半端に良い程度では物足りない、となります。
悪くないがいまいち