Ingredient Analysis

メチルクロロイソチアゾリノン

成分 50件の商品に配合 ID: 747
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
-30

安全性
-10

素材の品質
+0

使用感
基本情報
成分名メチルクロロイソチアゾリノン
慣用名・別名MCI、5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、カソン(混合物商品名)
INCI名Methylchloroisothiazolinone
化学式C4H4ClNOS
分子量161.58 Da
由来合成
推奨配合濃度0.01%以下(洗い流す製品のみ)
EWGスコア7/10
EU規制Annex III制限あり
日本規制 旧指定成分 化粧品成分基準収載
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 -10
成分の素材品質・配合価値
安全性 -30
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +0
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +0
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +0
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

イソチアゾリノン系の合成防腐剤(5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン)。チオール基への共有結合を介して細菌・真菌の酵素活性を阻害し、幅広い微生物に対して強力な殺菌・静菌作用を発揮する。通常はメチルイソチアゾリノン(MIT)との混合液(MCI/MIT、3:1比)として配合。日本では洗い流す製品に限り0.01%以下で使用可。洗い流さない製品への配合は不可。EU規制では洗い流す製品でも15ppm以下に制限。旧指定成分に指定されており、接触アレルギー・皮膚刺激のリスクが高い問題成分。

メチルクロロイソチアゾリノンの解析

メチルクロロイソチアゾリノン(MCI)は、イソチアゾリン環に塩素原子を持つ合成防腐剤で、化学名は5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン。CAS番号26172-55-4。その殺菌メカニズムは、細菌・真菌の酵素やタンパク質のチオール(SH)基と共有結合することで細胞機能を破壊するというもので、グラム陽性・陰性菌、酵母・カビに至る広範な微生物スペクトルを持つ。少量で強力に効く「切れ味鋭い防腐剤」といえる。

通常はメチルイソチアゾリノン(MIT)との3:1混合物(カソン、ケーソンなどの商品名)として配合される。パラベンに対するアレルギー懸念が高まった2000年代に代替防腐剤として急速に普及した経緯があるが、その後MCIおよびMIT自体の接触性アレルギー誘発リスクが広く認知され、欧州では2016年以降、洗い流す製品で15ppm以下、洗い流さない製品では事実上禁止という厳しい規制が敷かれている。日本の上限(0.01%=100ppm)はEUの約7倍という状況が現在も続いている。

皮膚接触による症状としては、発赤・腫れ・水疱・落屑(皮むけ)など強度の刺激症状が報告されており、ウェットティッシュによる乳幼児の皮膚炎症例も問題となった。過去の臨床試験では、MCI/MIT含有化粧品使用者の一定割合が皮膚接触アレルギーを発症したというデータもあり、国際接触皮膚炎研究グループ(ICDRG)でも主要アレルゲンとして位置づけられている。旧指定成分(旧表示指定成分)にも指定されており、消費者への表示義務が課される成分だ。

防腐効果の面では優秀で、水系製品への溶解性が高く即効性のある殺菌力を持つが、安全性の懸念から現代の製品開発では使用回避・代替化の流れが顕著。特に敏感肌・アトピー素因のある消費者、ウェットワイプを使用する乳幼児への配慮が必要な製品では選択すべきでない成分といえる。製品成分表を確認する際、MCI単独表記のほか「メチルクロロイソチアゾリノン・メチルイソチアゾリノン液」という表記でも配合を確認できる。

相性の良い成分

メチルイソチアゾリノン

相性の悪い成分・混合注意

チオール含有成分 還元剤

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50件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)