解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ルベルブランド名
ルベル容量
240ml参考価格
3350円1mlあたり
14円JANコード
4952195627394ASIN
B0C3QK5XPL発売日
20230427KaisekiID
9117全成分
ルベル ワン シャンプー ボリュームは、コシやボリューム不足が気になる方におすすめのシャンプーで、ローズマリー&プチグレンの香りが特徴です。
このシャンプーがどのようにボリュームを生み出していくのか、という点に注目してみて良いと思います。
ベースはラウロイルメチルアラニンNa。アミノ酸系ベースですね。そしてPEG-3ヤシ脂肪酸アミドMEA硫酸Na、スルホコハク酸(C12-14)パレス-2Naはともに洗浄力が強めなタイプで、それほど肌にリスクが高くないという共通点があります。
性質としてははっきりと、さっぱり系。洗浄力が高めで、使用感もさっぱりと、ラウレス硫酸Na系に近いようなタッチで洗うことができるでしょう。
さて、ボリューム、ハリ・コシはどこから生まれるのでしょうか。
こちらのシャンプーに含まれるコンディショニング成分としては、ポリクオタニウム-48((メタクリロイルエチルベタイン/塩化メタクリロイルエチルアンモニウム/メタクリル酸ヒドロキシエチル)コポリマー)、セラミド、キシリトール、ジステアリルジモニウムクロリド、PPG-3カプリリルグリコールといった面々があります。
ただ、これらの成分は案外ハリ・コシ効果というよりは潤滑性に強い面がありますので、それほどボリュームアップに寄与するとも思えない・・というのが正直なところ。
ではなぜボリュームアップシャンプーと言っているのか、といえば、洗浄力が強いことが背景にあるのではないかな、と思います。
ある程度強い洗浄力があると、髪はバサッとなって摩擦が増え、見た目にボリュームがアップします。これは結果的にボリュームアップしているのだから、正解といえば正解なのですが・・。
ちょっと残念だな、と思う点がいくつかあったので見ていきたい思います。
このシャンプーには、ジステアリルジモニウムクロリドというカチオン界面活性剤が配合されています。なので、トリートメントシャンプー的に使うことができる反面、頭皮にはあまり良くないですね。タンパク変性作用が少なからずありますので、下手すると薄毛の原因にもなりかねません。あと、肌の弱い人にもNG。
ボリュームアップ効果を期待する人にとっても、洗浄力の粗雑さで髪が広がる、ということをボリュームアップと呼ぶ、というのはどうなのかな、と思います。その手法は実際に多くのシャンプーでもみられるのですが、高額なシャンプーでそれかよ、という部分は否めません。
ルベル ワン シャンプー ボリュームは、
ボリュームアップ効果を求める人にとっては、効果があるかどうか微妙なところですが、洗浄力が強めでしっかりと汚れを落としてくれるので、髪がサラサラになるのは間違いありません。ただ、カチオン界面活性剤が含まれているので、肌が弱い人は注意が必要です。また、価格がやや高めなので、コストパフォーマンスを重視する人には向いていないかもしれません。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。