Ingredient Analysis

サーファクチンNa

ノニオン界面活性剤 5件の商品に配合 ID: 88203
ノニオン界面活性剤 乳化・可溶化を担う非イオン性界面活性剤
+70

安全性
+65

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名サーファクチンNa
慣用名・別名サーファクチンナトリウム
INCI名Sodium Surfactin
由来発酵
推奨配合濃度0.5〜2%
適正pH域4.5〜7.0
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 規制なし
カテゴリ ノニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +65
成分の素材品質・配合価値
安全性 +70
肌・頭皮への安全性
補修力 +20
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +45
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +25
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +75
環境負荷・生分解性の評価

概要

枯草菌(Bacillus subtilis)の発酵によって生産される微生物由来の環状リポペプチド型天然界面活性剤。7つのアミノ酸と脂肪酸からなる両親媒性ペプチド構造を持ち、界面活性能は一般合成界面活性剤の1000倍以上とも言われる。乳化安定・分散・浸透促進・アクネ菌増殖抑制・抗炎症・タンパク変性阻害作用を持ち、自然由来指数100%・高い生分解性により安全性と環境配慮を兼備した先進素材。

サーファクチンNaの解析

サーファクチンNa(Sodium Surfactin)は、納豆菌としても知られる枯草菌(Bacillus subtilis)の発酵プロセスから生産される微生物由来のリポペプチド型界面活性剤のナトリウム塩。7種のアミノ酸(グルタミン酸・ロイシン・バリン・アスパラギン酸・ロイシン×2・イソロイシン)が環状に結合し、疎水性のβ-ヒドロキシ脂肪酸鎖が付加した独特の両親媒性ペプチド構造を持つ。

その最大の特徴は圧倒的な界面活性能。臨界ミセル濃度(CMC)は約0.005〜0.047 mMと極めて低く、一般的な合成界面活性剤と比較して1000倍以上の効率で界面張力を低下させる。これは「少量で広大な範囲をカバーする」性質であり、製品処方における配合量を大幅に削減できることを意味する。

機能面では乳化・可溶化にとどまらず、有効成分の皮膚浸透促進効果が確認されており、美容成分のデリバリーエンハンサーとしての活用が期待される。また、アクネ菌(Cutibacterium acnes)の増殖抑制抗炎症作用熱ダメージからのタンパク保護という多面的な生物活性を持ち、単なる乳化剤を超えたアクティブ成分としての側面も持つ。

安全性については皮膚一次刺激試験で2.5%まで無刺激(個人差あり)との報告があり、既存の合成界面活性剤(SLS等)が持つバリア破壊リスクが低い点で評価が高い。さらに自然由来指数100%(ISO16128準拠)・高い生分解性を備え、COSMOS認証対応原料としてサステナビリティの観点でも注目される。日常的なたとえで言えば「極少量で強力に機能し、使用後は自然に帰る超高効率の界面活性剤」といえる。クレンジング・乳液・美容液・ヘアケアなど幅広い剤型に応用可能な、環境・安全・機能を三立させた次世代素材。

相性の良い成分

ペプチド系保湿成分 グリセリン キサンタンガム

相性の悪い成分・混合注意

強アルカリ性成分 カチオン系界面活性剤