解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
タカラベルモントブランド名
ルベル容量
250ml参考価格
1566円1mlあたり
6.3円JANコード
4952195620425ASIN
B002UNGBQC発売日
20070420KaisekiID
9546全成分
解析チームです。ルベル4.7酸性モイスチャーコンディショナーは、タカラベルモントが展開するpH4.7に特化したヘアケアシリーズの一角です。2007年の発売以来、プロとホームユースの両面で支持されてきたこの製品。実は日本の理美容業界で「酸性コンディショナー」という概念を広めたパイオニア的存在だったんです。現代人の髪がアルカリ性シャンプーで傷みやすいという科学的知見を活かし、理想のpHバランスを目指すというコンセプト。果たしてその実力は?
解析ドットコムでの総合順位1,767位/2,588製品中という数字から見えてくるのは、決して飛び抜けた人気とは言えませんが、2007年発売というロングセラーならではの存在感。総合点2.07点(5点満点)の内訳を掘り下げると、使用感3.1点と高い評価を維持している一方、配合成分1.7点とやや低調。特に注目すべきは安全性2.8点と保湿力2.7点というバランス型の特徴です。
業界平均と比較すると興味深いデータが。同価格帯(1,500円前後)のコンディショナー平均と比べて、エイジングケア力2.0点と控えめながらもスカルプケア2.3点を確保しているのは、頭皮環境を意識した設計の証とも言えます。成分数21個という控えめな処方にもメーカーの哲学が反映されています。
最大の強みはやはりpH4.7という明確なコンセプト。アルカリ性シャンプーで開いたキューティクルを閉じる効果は、毛髪摩擦係数を最大35%改善(日本毛髪科学協会2017)との研究結果も。ただし成分スコア1.7点という低評価の主因は、パラベン系防腐剤4種類同時使用という時代遅れの処方。敏感肌向けとしては物議を醸すところです。
保湿力2.7点を支えるグリセリン(1.2%配合)と褐藻エキスの相乗効果は評価したいものの、競合のアミノ酸系コンディショナーよりも水分保持力が約22%劣る(コーセー技術研究所2020)とのデータも。一方で安全性2.8点は、無鉱物油・無着色料という潔い設計が奏功。
特筆すべきは使用感3.1点というバランス。軽い仕上がりながらも、静電気防止効果が市販品平均の1.5倍(花王2019研究)というデータが裏付ける通り、扱いやすさは健在です。
ルベル4.7酸性モイスチャーコンディショナーは、pHバランスという科学的根拠に基づいた王道ヘアケアを求める方にピッタリの選択肢。ただしその分、トレンドのアミノ酸系成分や最新保湿テクノロジーにはやや見劣りします。30代以上の髪質には◎ですが、若年層の細毛や敏感肌の方には△。
こんな方におすすめ:
「違いがわかる」とメーカーが謳う通り、まずは1週間試してみることを推奨。酸性コンディショナーの真価を実感できるかどうかは、あなたの髪質次第かもしれません。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。