Ingredient Analysis

セトリモニウムブロミド

カチオン界面活性剤 50件の商品に配合 ID: 1150
カチオン界面活性剤 コンディショニング・帯電防止を担う陽イオン性界面活性剤
-25

安全性
+0

素材の品質
+15

使用感
基本情報
成分名セトリモニウムブロミド
慣用名・別名CTAB、臭化セチルトリメチルアンモニウム、臭化ヘキサデシルトリメチルアンモニウム
INCI名Cetrimonium Bromide
化学式C19H42BrN
分子量383.87 Da
由来合成
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域4.0〜6.5
EWGスコア6/10
EU規制規制なし
日本規制 旧指定成分 化粧品成分基準収載
カテゴリ カチオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +0
成分の素材品質・配合価値
安全性 -25
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 -15
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +25
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +15
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -30
環境負荷・生分解性の評価

概要

セトリモニウムブロミド(CTAB)は、セチル基(C16)を疎水鎖とする第4級カチオン界面活性剤。負電荷を帯びた毛髪表面・皮膚に静電気的に吸着し、帯電防止・柔軟化・滑り向上効果を発揮。洗い流すリンス・コンディショナーに使用されるが、毛髪補修作用はなく効果は一時的。皮膚・眼への刺激性が強く、旧指定成分(旧表示指定成分)に指定されていた成分。アニオン界面活性剤と混合すると不活性化。水生生物毒性も懸念される。

セトリモニウムブロミドの解析

セトリモニウムブロミド(CTAB)は、炭素数16のセチル基を持つ第4級カチオン界面活性剤であり、コンディショナー・リンス・トリートメント製品のコンディショニング基剤として広く配合される。化学名はセチルトリメチルアンモニウムブロミドで、臭化物イオンを対イオンとして持つ。

作用機序は明快で、毛髪は生理条件下でわずかに負に帯電しているため、正電荷を持つCTABが静電引力によって表面に吸着する。これによりキューティクルの摩擦が低減され、指通りの改善・帯電防止・絡まり解消といった感触効果が得られる。洗濯での柔軟剤効果と全く同一の原理であり、本質的には繊維柔軟剤の毛髪応用版と考えるとわかりやすい。

ただし、その安全性プロファイルには注意が必要。CTABは皮膚・眼への刺激性・毒性が比較的高く、旧表示指定成分(旧指定成分)として配合時のラベル表示義務があった経緯を持つ。頭皮への残留リスクがあることから「リンスは頭皮につけてはいけない」という格言の根拠となった成分でもある。アレルギー誘発の報告も存在する。

同系統のセトリモニウムクロリド(塩化物塩)と比較すると、ブロミド塩は若干刺激性が強いとされ、EUではクロリド塩に比べ厳しめの使用制限が設けられている。近年はより低刺激のベヘントリモニウムクロリド(C22鎖)や植物由来のカチオン剤への置き換えが進んでいる。また、生物学分野ではDNA抽出試薬や金ナノ粒子合成のテンプレートとして研究利用される面も持つ多機能な化合物である。

環境面では水生生物に対する毒性が懸念されており、生分解性は限定的。配合製品の廃水が水環境に与える影響は軽視できない。

相性の良い成分

ポリクオタニウム-10 シリコーン油

相性の悪い成分・混合注意

ラウリル硫酸ナトリウム ラウレス硫酸ナトリウム スルホン酸塩系界面活性剤

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