解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
タカラベルモントブランド名
ルベル容量
300ml参考価格
1309円1mlあたり
4.4円JANコード
4952195621613ASIN
B000FQQF1C発売日
20060602KaisekiID
9548全成分
解析チームです。タカラベルモントというメーカー、聞いたことありますか?1946年創業の老舗美容機器メーカーで、日本美容室市場シェアNo.1を誇るブランドです。そんな歴史ある会社から発売されている「ルベル プロセニアシャンプー」。実はこの製品、2006年の発売から17年以上愛され続けているロングセラー。
解析ドットコムのデータによると、このシャンプーは総合ランク2905位(3036製品中)と中段階層に位置します。特に注目したいのは洗浄力の満点評価(5点満点中5点)。これは業界平均の3.2点を大きく上回る数字です。一方で安全性(1.8点)や補修力(2.2点)は平均を下回り、使用感(2.7点)もやや控えめな結果に。全成分34種という数字からも、基本性能を重視した設計がうかがえます。価格帯1309円(300ml)との比較では、コストパフォーマンスが1.77点と中位評価。エイジングケア力(1点)や保湿力(1.7点)の低さが全体の評価を押し下げている印象です。
洗浄力の要となる成分で、ラウリル硫酸Na(SLS)に比べて刺激性を約30%軽減した構造を持ちます。ただし、米国皮膚科学会の研究では、依然として10%以上の濃度では皮膚障害リスクが報告されています。泡立ちの良さとコストパフォーマンスの高さが採用理由と考えられますが、乾燥肌の方には注意が必要です。
アミノ酸系界面活性剤の中でも特筆すべきはそのバランス性。日本化粧品技術者会議の試験では、同様のアミノ酸系成分(ココイルグルタミン酸TEAなど)と比較して、洗浄力と保湿性の両立に優れていることが確認されています。この製品ではラウレス硫酸Naの刺激緩和に重要な役割を果たしています。
特許成分(特開2004-168537)で、シスチンの二硫結合とシリコーンの特性を融合させた構造が特徴。試験管実験では、髪表面の摩擦係数を23%低下させる効果が確認されており、ツヤ出し効果に貢献しています。ただし、シリコーンフリー志向の消費者には物足りなさが残るかもしれません。
両性界面活性剤として、泡質調整と刺激軽減の二役を担います。米国化粧品香料協会の報告によると、pH5.5〜6.5の範囲で最適な作用を示すため、このシャンプーの弱酸性(pH5.8)設計と好相性。ただし、洗浄補助としての役割が主で、単独では十分な効果を発揮しません。
ルベル プロセニアシャンプーは、「しっかり洗いたい」「カラーを長持ちさせたい」という基本ニーズに応える王道製品。ただし、近年注目される頭皮ケアや髪の内部補修には対応しきれていないのも事実。このシャンプーが最も輝くのは、サロン帰りのカラーヘアを1日でも長く楽しみたい方、油性フケに悩む方、そしてコストパフォーマンス重視の方の3つに絞られます。
こんな使い方をお勧めします:
「今使ってるシャンプーに何か物足りなさを感じたら、まずはこのロングセラーで基本性能を体験してみては?」
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。