Ingredient Analysis

PPG-2コカミド

ノニオン界面活性剤 50件の商品に配合 ID: 1094
ノニオン界面活性剤 乳化・可溶化を担う非イオン性界面活性剤
+30

安全性
+20

素材の品質
+20

使用感
基本情報
成分名PPG-2コカミド
慣用名・別名ポリオキシプロピレン(2)ヤシ脂肪酸モノイソプロパノールアミド
INCI名PPG-2 Cocamide
由来植物性,半合成
推奨配合濃度1〜5%
適正pH域4.5〜7.0
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ ノニオン界面活性剤
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +30
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +20
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +10
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ油脂肪酸モノイソプロパノールアミドに酸化プロピレンを平均2モル付加重合した非イオン界面活性剤。コカミドDEA(ジエタノールアミン系)の代替成分として開発され、DEAのニトロソアミン生成懸念を回避。増粘性・泡立ち・泡持続性・低温高温安定性・耐加水分解性においてコカミドDEAを上回る。シャンプーやボディウォッシュでの起泡補助・粘度調整が主な用途。配合系全体を安定化させる補助界面活性剤的ポジション。

PPG-2コカミドの解析

PPG-2コカミドは、ヤシ油由来の脂肪酸アミドにポリプロピレングリコール(PPG)鎖を結合させた非イオン界面活性剤。化学的にはポリオキシプロピレン(n=2)ヤシ脂肪酸モノイソプロパノールアミドであり、天然由来の脂肪酸骨格と合成由来のPPG鎖を組み合わせた半合成素材だ。

本成分が注目される最大の理由は、かつて広く使われていたコカミドDEA(ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド)の代替として登場した点にある。コカミドDEAはジエタノールアミン(DEA)を含むため、ニトロソアミン前駆体としての安全性懸念が指摘されてきた。PPG-2コカミドはDEAを含まず、この懸念を原理的に解消した設計となっている。安全面での改善に加え、増粘性・起泡性・泡の持続性・温度安定性・耐加水分解性のいずれもコカミドDEAを上回るとされており、処方面でも優位性がある。

シャンプーやボディウォッシュ処方における役割は「起泡補助と粘度調整」の二本柱。主洗浄剤(ラウレス硫酸Na等)と組み合わせることで、泡立ちのボリュームと持続性を底上げしながら、処方全体の粘度をコントロールする。いわば「縁の下の力持ち」的存在で、単独では主役を張れないが、配合系の安定性と使用感を大きく左右する重要な補助剤だ。

PPGチェーンを持つことで親油性が高まり、洗浄中の油性汚れへのなじみやすさや、毛髪・肌へのコンディショニング感にも寄与する。刺激性は低く、頭皮や皮膚への負荷は比較的小さい。ただし、PPG由来成分全般に対して稀にアレルギー反応を示す人もいるため、敏感肌向け処方では注意が必要。配合濃度は一般的に1〜5%程度が多い。

環境面では、PPG鎖を含むため生分解性はPEG系・天然油脂系と比べやや劣る傾向があるが、DEA系の排除により水生生物への負荷軽減という観点では一定の改善とも言える。ヤシ油・パーム核油どちらの由来でも使用可能とされており(日本化粧品工業連合会の暫定措置による)、原料調達の柔軟性も実処方で重宝される理由の一つだ。

相性の良い成分

ラウリル硫酸塩 ココイルグルタミン酸 ココイルメチルタウリンNa

相性の悪い成分・混合注意

アルデヒド系保存料 強酸化剤

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