植物由来95%で1500円は安い
いわゆるオーガニック系シャンプーとしては悪くないです。
全体の95%を天然由来成分で占め、アミノ酸系洗浄剤をベースに据えた構成と、ダメージリペアに主眼を置いた添加成分。
この内容で1500円(480ml)は安いと言っていいでしょう。
髪にハリをもたらす皮膜形成
ペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)と加水分解ゴマタンパクPGプロピルメチルシランジオールによる即効性のあるハリコシ効果が含まれ、かつ天然由来ということで注目ポイントとして挙げるべきでしょう。ペリセアの内部補修効果と被膜形成能に加え、加水分解ゴマタンパクPGプロピルメチルシランジオールも同様に即効性のある弾力付与。
仕上がりにしっかりとしなやかな弾力を感じられるシャンプーとなるでしょう。
洗浄剤ベースはそこそこの品質。トップレベルではないが低刺激+しっとり
ココイルグルタミン酸TEAベースということで、アミノ酸系洗浄剤の中ではわりとコスト安な印象となりますが、ペリセアなどの組み合わせによりしっかりと低刺激処方となっています。
しっとりした感触が嫌でなければ、決して洗浄体験は悪いものとはならないでしょう。
逆にさっぱり感を求めている場合は、少しヌルつきのようなものを感じる可能性もなきにしもあらず。
すすぎも、ラウレス硫酸ナトリウム系のシャンプーと比べてしっかりと行う必要があり、残ると痒みにつながる可能性あり。アミノ酸系の親和性の高さにより、通常より頭皮に残りやすいためですね。
植物エキスの質は悪くない
アロマキフィの持ち味の一つである植物エキスの数々。この点に関してはさすがに質の高さを感じさせます。
特に何か抜群のエイジングケア機能があるというほどではありませんが、穏やかに頭皮環境を整えたり、心地よい香りを付与することになるでしょう。
この点に関しても、コストパフォーマンスという意味では素晴らしいと思います。
飛び抜けた特徴はないが、植物由来高配合シャンプーに価値を見いだせるならアリ。
シャンプーとしての洗浄剤の部分も、コンディショニング効果の部分も、オーガニック系の中ではまずまずですが、賞賛するほど高いレベルにあるというほどではありません。
あくまでも、オーガニック系というカテゴリで購入を希望している方にとって1つの選択肢となり得る、というクオリティのシャンプーと見ていいでしょう。
前述したようにコストパフォーマンスの部分でも悪くないので,安価なアミノ酸系シャンプーとして試してみる価値はありそうです。
ダメージリペア効果は確かに幾分感じられる内容ですが、補修効果という意味では充分とは言えないかもしれません。
必ず、セットでトリートメントを使う必要がある、という程度に一時的な効能に収まるでしょう。
より素晴らしさを求めるのであれば、洗浄剤の部分でクオリティの違いを見せるシャンプーを選ばれると良いかもしれません。
コスパは悪くないオーガニック系
ダメージリペアというほど補修性はない。
洗浄剤はそこそこのレベル。