解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ビジナルブランド名
AROMA容量
500ml参考価格
1320円1mlあたり
2.6円JANコード
4573492151100KaisekiID
7382全成分
その異常ともいえるコストの安さで、素晴らしい香りのアミノ酸系シャンプーを提供していたAROMAKIFIですが、平たく言うと倒産してしまい一時的廃盤となっていたシャンプーです。
素材のコストを考えると、あまりに不釣り合いな価格設定のため経営上の懸念については何度か指摘したこともあったわけですが、予想通り利益がでない→倒産という形で販売権を現在の会社に譲渡した形となったようです。
さて、中身に関しては以前のバージョンと大きく違いはなく、アミノ酸系でいくつかの植物エキスとアロマの香りが継続して配されている形です。
そして、相変わらずコストは安い。
値段が安いということは、消費者にとっては好ましいことかと思います。ただ、本当に良いものを作り続けるためには、きちんと対価を得られなければなりません。
果たして同じようなこの価格で,以前のような品質を保ったままシャンプーを提供できるのかどうかは全く定かではありません。
品質を落としているようなことがあれば、極めて残念ですしこのブランドの強みを消してしまうことに繋がります。
かといって高コスト体質を継続したまま,この価格で勝負するというのであれば前の会社と同じ運命を辿る可能性も近くはないでしょう。
植物エキスにしても,アロマオイルにしても資源が限られているということに変わりはありませんから、どうしても植物エキスの存在感を増すと値段を上げざるを得ません。
そのあたりの事情がどうなのか、というのは非常に気になりますね。
洗浄剤はラウロイルメチルアラニンナトリウムをベースにしたアミノ酸系。泡立ちはそこそこ期待できます。
また、洗浄力は適度にあり、アミノ酸系ならではのコンディショニング効果で髪の滑りもある程度よく感じることができるでしょう。
ただ、ボリュームケアシャンプーと謳っている割には髪のハリコシを高めるような要素がなく、どちらかと言うとストンと落ち着いてしまう可能性が高いかと思われる内容です。
ある程度洗浄力を持って、髪の摩擦を高めボリュームをアップしたように見せかけるような形を取りたかったのかと思いますが、本当にボリュームアップを目的としているのであればちょっと違うかなと思います。
植物エキスに関しては、育毛効果や保湿効果、皮脂コントロール作用を付与し、種類こそ多くないもの頭皮環境の改善に役立つチョイスがなされていると思います。
そして、アロマの部分はAROMAKIFIブランドの最大の魅力として知られていましたが、このシャンプーのゼラニウム&シダーウッドの香りが以前のように素晴らしい体験になることを願いたいですね。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。