解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ISL(髪質改善研究所)ブランド名
KAIZENシャンプー容量
400ml参考価格
2420円1mlあたり
6.1円JANコード
4992440036939KaisekiID
7862全成分
モノはいいのに、良さが伝わりにくいタイプのシャンプー。
洗浄剤や添加成分を含め、レベルの高さをそこはかとなく感じさせるシャンプーです。
作り手が良いものを世に送り出そうという意志をきちんと持っていることが伝わってきます。
ただ、何も知らない消費者が使った場合に、その思いが全て伝わるかどうかは別問題。
このシャンプーの良さはまず洗浄剤から始まります。
酸性石鹸と呼ばれるラウレス4カルボン酸ナトリウムとスルホコハク酸ラウレス二ナトリウムがベース。
さっぱりした感触で肌に低刺激、環境にもやさしく、まさに良いことずくめのように感じられる構成です。
ただし、唯一弱点と言えるのが泡立ちが少し弱いこと。
これは他の成分で補うこともできますが、このシャンプー全体を通して泡立ちの部分はあまり考慮していないように感じられます。
一部のアミノ酸系シャンプーに比べればマシですが、コンディショニング効果などを重視しすぎて、泡がつぶれてしまうタイプに思います。
泡立ちの面があまり気にならない方であれば問題ないですが。
一方、髪のコンディショニング作用に関してはレベルが高いと言える内容です。
3Dヒアルロン酸、18−MEAをはじめ、クオタニウム−33,水溶性ケラチンなど、主にキューティクルのツヤ改善に強い成分が目立ち、仕上がりにそれなりの違いを見せてくれることでしょう。
植物エキスのチョイスも凝っていて、洗浄剤の優しさも合わせてスキンコンディショニング作用もそれなりに高レベルであると考えられます。
プリンセスケアと呼ばれるヒメフウロエキスの皮膚弾力改善効果、有効成分シナロピクリン含有のアーチチョークエキスの遺伝子レベルの毛穴トラブルケア、ソメイヨシノエキスの抗炎症作用、通称ニームと呼ばれるメリアアザジラクタ葉エキスの抗炎症作用など、質の違いは一目瞭然であると言えるでしょう。
ただ繰り返しになりますが、前述したようにシャンプーとしての性能の良さがいまいち伝わりにくいタイプの横になっているので、そのもやっとした使用感が好まれない可能性も存分にあるでしょう。
単純にすっきりと洗い上げたい、、うーんと考えている方には少し扱いづらいように思われ、逆にヘアケアやスキンコンディショニング作用を重視する方には快適に感じられる可能性も。
このように、やや人を選ぶタイプのシャンプーではありますが、全体的な性能としては悪くないというより結構いい部類に入る製品であると思われます。
素材の質を考えればコストパフォーマンスもよく、添加剤のバランスなどにより泡立ちも特に問題ないレベルであれば快適に使える可能性もあるでしょう。
特に、調子を整えたいような方におすすめしたいシャンプーであるかなと思います。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。