Ingredient Analysis

分岐脂肪酸(C14-28)

成分 49件の商品に配合 ID: 1361
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+30

安全性
+20

素材の品質
+30

使用感
基本情報
成分名分岐脂肪酸(C14-28)
INCI名C14-28 Isoalkyl Acid
由来動物性
推奨配合濃度1〜5%
コメドジェニック度3/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +30
肌・頭皮への安全性
補修力 +35
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +40
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +30
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

炭素数14〜28の分岐鎖飽和脂肪酸混合物。主にラノリン(羊毛脂)由来であり、ラノリン脂肪酸を精製・分離した動物性油性成分。ヘアコンディショニング剤として機能し、毛髪表面の脂質層、特に18-MEA(18-メチルエイコサン酸)に代表される分岐脂肪酸成分に作用して毛髪の疎水性・平滑性を回復させる。エモリエント・皮膜形成作用により指通り改善とツヤ付与にも貢献。

分岐脂肪酸(C14-28)の解析

分岐脂肪酸(C14-28)は、炭素数14から28の分岐鎖を持つ飽和脂肪酸の混合物で、主にラノリン(羊毛脂)を精製・分留することで得られる動物性由来の油性成分。化粧品表示名称リストにも収載されており、主な配合目的はヘアコンディショニング剤とされている。

最大の注目点は、この成分が18-MEA(18-メチルエイコサン酸)と密接な関係にあること。18-MEAは健康な毛髪のキューティクル最外層(F層)を覆う分岐脂肪酸であり、毛髪に疎水性・低摩擦性・ツヤを与える極めて重要な脂質成分。ブリーチ・パーマなどのケミカルダメージや物理的摩擦によって失われやすく、その損失が「ダメージ毛特有のきしみ・ツヤのなさ」の主因となる。分岐脂肪酸(C14-28)はこのような毛髪表面の脂質欠損を補完し、表面の疎水性回復・平滑化に機能すると考えられている。

エモリエント成分としての性質も持ち、毛髪・肌の表面に薄い油性皮膜を形成することで水分蒸散を抑制し、柔軟性と潤い感をもたらす。直鎖の脂肪酸と比べて分岐構造を持つために酸化安定性がやや高く、べたつきが少ない使用感が特徴。たとえるなら「髪の毛に元々備わっていたワックス層を薄く塗り直す」ようなイメージで、外部から補修するというより「元の状態に近づける」作用に近い。

安全性については、ラノリン由来成分であることから、羊毛アレルギー・ラノリンアレルギーを持つ人には注意が必要。一方、一般的な使用では毒性や刺激の報告は少なく、EWGスコアも低め。環境面では動物由来成分ゆえにビーガン・コスメの観点では配慮が必要。類似成分である「ラノリン脂肪酸」や「ステアリン酸」と比べると、分岐構造を持つ点でより毛髪の天然成分に近い組成であることが差別化ポイントとなる。

シャンプー・トリートメント・ヘアオイルなど幅広いヘアケア製品に配合され、特にダメージヘア向けコンディショニング処方において有効な成分。配合量は少量でも効果を発揮するため、処方の中ではサポート役として機能することが多い。

相性の良い成分

セラミド パンテノール グリセリン

相性の悪い成分・混合注意

高級アルコール系界面活性剤

分岐脂肪酸(C14-28)を含む商品ランキング

49件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)