解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
株式会社ハホニコブランド名
ハホニコ容量
180ml参考価格
1451円1mlあたり
8.1円JANコード
4562167345708ASIN
B098F1PP3N発売日
20160909KaisekiID
8655全成分
解析チームです。
今回ご紹介するのは、髪のプロフェッショナル御用達ブランド「ハホニコ」から登場しているツヤ系アイテム、16油(ジュウロクユ)ツヤスプレーです。なんと16種類もの植物オイルを1本にギュッと詰め込んだ、オイルマニアも唸る設計。製品名に“油”と入れた潔さ、もうパッケージからも熱量が伝わってくるタイプのやつですね。
「美容師が考えた、本気の補修&ツヤ出し」をコンセプトに掲げるハホニコ。これは期待せざるを得ない…。とはいえ、商品名や香りにごまかされず、今日はツヤ感の正体と本当に補修できるのか?を科学の目線から見ていきます!
まず最初に、この16油ツヤスプレーの実力をスタッツでざっくり把握しましょう。
実はこのスプレー、「保湿力」に関しては驚異の6点(5点満点を超えてます)という異例の評価。いわば潤いモンスター。しかし、「補修力:2.8点」「エイジングケア:2.3点」といったケア寄りの項目ではスコアは控えめ。このことからも分かるように、この製品は“補修”より“仕上げのツヤ演出”に特化した設計だと考えられます。
また、全体の成分数は35種類と、植物オイル系製品としてはやや多め。その分、成分の相互作用も豊かで、しっとり感・ツヤ・手触りに立体感を出せる仕上がり設計です。
この成分、いわば“熱で反応する補修因子”です。ドライヤーやアイロンの熱で毛髪ケラチンとアミド結合(化学的な結びつき)を形成。髪の疎水性=水をはじく力を強化して、髪が“湿気に負けない”ようになります。
コラーゲンをイソステアリン酸で加工した「潤い爆弾」。この構造によって、髪の内部にスピーディーに浸透し、表面をしっとり整える補修補助成分として機能。即効性のあるツヤ感をもたらします。
いわゆる“疑似セラミド”。本物のセラミドの代替として機能し、キューティクルの水分蒸散を抑制。植物性で刺激性も少なく、安全性が高いのが特徴です。
紫外線を吸収してくれる成分、いわゆるUVフィルター。UVAの吸収力に優れていますが、濃度が高すぎると肌刺激のリスクもあるため、スプレータイプでの外用はバランス設計が求められます。
このスプレーのメリットはズバリ「乾かした後でも、ツヤが復活する」こと。シクロペンタシロキサンなど揮発性のシリコーンが、髪の表面を均一にコーティングし、どの角度から見てもツヤが反射するような髪に仕上げてくれます。
しかも16種もの植物油、たとえばホホバ油・マカデミアナッツ油・ツバキ油など、皮脂組成に近い油分が絶妙に配合されていて、人工的なギラつきではなく“自然なツヤ”になるのが最大の魅力。
一方で注意点も。評価スコアからも見えるように補修力はそこまで高くありません。つまり「ブリーチ毛を根本から回復させたい」「枝毛を消したい」という願望には、ちょっと力不足。
また、使用感に関しては「香りの好みが分かれる」「少し重い」といった意見も見られ、細毛・猫っ毛の人にはややウェイトが強いかも。
「補修したい人」よりも「見た目のツヤを最重視する人」に向いたアイテムです。
結論、ハホニコ16油ツヤスプレーは“補修ではなく演出”に長けたプロ仕様ツヤアイテムでした。16種の植物オイルで生まれる自然なツヤと、加熱によるラクトン効果でのツヤ固定は、まさに職人芸。補修成分の配合量は少ないものの、使用感・見た目のインパクトは非常に強く、特にスタイリング仕上げやお出かけ前の“パパッと見栄え調整”に最適。
補修は別のアイテムで、「とにかく今日だけでも美しく見せたい!」という方にオススメの1本です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。