Ingredient Analysis

シスチンビスPG-プロピルシラントリオール

成分 3件の商品に配合 ID: 6386
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+40

安全性
+65

素材の品質
+45

使用感
基本情報
成分名シスチンビスPG-プロピルシラントリオール
慣用名・別名シスチンビスPGプロピルシラントリオール
INCI名Cystine Bis-PG-Propyl Silanetriol
由来半合成
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3.5〜7.0
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +65
成分の素材品質・配合価値
安全性 +40
肌・頭皮への安全性
補修力 +55
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +50
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +45
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -20
環境負荷・生分解性の評価

概要

シスチンとシリコーン前駆体(PG-プロピルシラントリオール)を共有結合で連結したハイブリッド成分。シスチンのジスルフィド結合部位が毛髪ケラチンのシステイン残基と親和性を持ち、静電引力・化学的親和性で毛髪表面に吸着。シラントリオール部位が毛髪タンパクと縮合反応して疎水性皮膜を形成し、水分蒸発を抑制するとともに表面を平滑化する。補修・コーティング・保湿を一成分で担う先進的マルチファンクション型コンディショニング剤。

シスチンビスPG-プロピルシラントリオールの解析

シスチンビスPG-プロピルシラントリオールは、アミノ酸シスチンとシリコーン前駆体PG-プロピルシラントリオールを化学的に融合させた、ヘアケア業界でも比較的先進的なハイブリッド型コンディショニング成分だ。シスチンが全体の約3分の1を占めるとされ、単なるシリコーンコーティングとは一線を画す構造設計が特徴。

作用機序は大きく二段階に分かれる。まずシスチン由来のジスルフィド(S-S)構造が毛髪ケラチンのシステイン残基と化学的・静電的親和性を持ち、毛髪表面にしっかりと結合・吸着する。次にシラントリオール部位が毛髪表面タンパクと縮合反応を起こし、疎水性の薄膜を形成して水分蒸発を防ぐ。この「アミノ酸による結合の足場+シリコーンによる皮膜形成」という二重メカニズムが、通常のシリコーンや加水分解タンパク単体よりも持続性の高いコンディショニング効果を生み出す理由とされている。

たとえるなら、シスチンが「両面テープの粘着面」として毛髪にしっかり貼り付き、シリコーン部位が「保護フィルム」として表面を覆うイメージに近い。このため、洗い流しても被膜の一部が残存しやすく、洗浄後の持続性が一般的なシリコーン類より優れる傾向がある。

同類の成分として「加水分解ケラチンPGプロピルシラントリオール」「加水分解シルクPGプロピルシラントリオール」などが存在し、いずれもシリコーンとタンパクのハイブリッドという点は共通する。シスチン由来のものはケラチンとの化学的類縁性が特に高く、ダメージ毛・カラー毛への親和性が強みとされる。カラーリングやパーマ処理で失われやすいジスルフィド結合の近似構造を補うという観点から、抗老化的・構造補修的な側面も持つ。

安全性については現時点で大きな懸念は報告されていないが、シリコーン骨格を有するため環境分解性はやや低く、環境負荷の面では注意が必要。コンディショナー・トリートメント・ヘアマスクなど流し落とすタイプの製品に多く配合されており、0.5〜2%程度の配合が一般的とされる。

相性の良い成分

ケラチン 加水分解シルク パンテノール セラミド

相性の悪い成分・混合注意

強アルカリ剤 強酸化剤