| 成分名 | シスチンビスPG-プロピルシラントリオール |
| 慣用名・別名 | シスチンビスPGプロピルシラントリオール |
| INCI名 | Cystine Bis-PG-Propyl Silanetriol |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜3% |
| 適正pH域 | 3.5〜7.0 |
| コメドジェニック度 | 2/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
シスチンビスPG-プロピルシラントリオールは、アミノ酸シスチンとシリコーン前駆体PG-プロピルシラントリオールを化学的に融合させた、ヘアケア業界でも比較的先進的なハイブリッド型コンディショニング成分だ。シスチンが全体の約3分の1を占めるとされ、単なるシリコーンコーティングとは一線を画す構造設計が特徴。
作用機序は大きく二段階に分かれる。まずシスチン由来のジスルフィド(S-S)構造が毛髪ケラチンのシステイン残基と化学的・静電的親和性を持ち、毛髪表面にしっかりと結合・吸着する。次にシラントリオール部位が毛髪表面タンパクと縮合反応を起こし、疎水性の薄膜を形成して水分蒸発を防ぐ。この「アミノ酸による結合の足場+シリコーンによる皮膜形成」という二重メカニズムが、通常のシリコーンや加水分解タンパク単体よりも持続性の高いコンディショニング効果を生み出す理由とされている。
たとえるなら、シスチンが「両面テープの粘着面」として毛髪にしっかり貼り付き、シリコーン部位が「保護フィルム」として表面を覆うイメージに近い。このため、洗い流しても被膜の一部が残存しやすく、洗浄後の持続性が一般的なシリコーン類より優れる傾向がある。
同類の成分として「加水分解ケラチンPGプロピルシラントリオール」「加水分解シルクPGプロピルシラントリオール」などが存在し、いずれもシリコーンとタンパクのハイブリッドという点は共通する。シスチン由来のものはケラチンとの化学的類縁性が特に高く、ダメージ毛・カラー毛への親和性が強みとされる。カラーリングやパーマ処理で失われやすいジスルフィド結合の近似構造を補うという観点から、抗老化的・構造補修的な側面も持つ。
安全性については現時点で大きな懸念は報告されていないが、シリコーン骨格を有するため環境分解性はやや低く、環境負荷の面では注意が必要。コンディショナー・トリートメント・ヘアマスクなど流し落とすタイプの製品に多く配合されており、0.5〜2%程度の配合が一般的とされる。
3件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)