解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
FRAGRANCY Inc.ブランド名
OHANA容量
465ml参考価格
1450円1mlあたり
3.1円JANコード
4573227386357KaisekiID
7519全成分
高機能でハイクオリティシャンプーに使われるようなコンディショニング成分が配合されたシャンプーです。
アミノ酸系をベースにして、高いヘアケア作用、頭皮環境改善作用などを併せ持つ構成で、一見すると良いシャンプーのそれです。
ただ、よくよく見てみると安上がりになっている理由が透けて見えます。
まず、ベースの洗浄剤は安いアミノ酸系がベースですね。
アミノ酸系とはいえ、一番さっぱり感がないタイプの洗浄剤ココイルグルタミン酸TEAが先頭で、スルホコハク酸パレス-2Naで帳尻を合わせてはいるもののマイルドなわりに使用感はそれほどでもない感じがします。
ポリソルベート20なんていう古風で配合量を多く必要とする乳化剤が使われていたり、多くを占めるベース洗浄剤は案外安っぽい感じがあるわけです。
翻って、添加成分の数々は高機能で有望な成分が非常に多い。
セラミド、クオタニウム-33、セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパクのようなキューティクル補修系や、ヒートプロテインである(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルク、γ-ドコサラクトン、ビタミンC誘導体アスコルビルグルコシドや、アミノ酸各種、植物エキスの数々など・・・
重厚に見える全成分表で、ぱっと見るとすごく髪がツヤツヤしそう。
ただし、配合種類が多すぎて、有効性はどうなの?
これだけ種類が多いと、1つ1つの濃度が必然的に薄まります。
配合されているだけではダメで、効果が出てくる最低限の濃度を超えてないと意味がないわけです。
それに、値段が妙に安い点などを加味してみても実際どの程度の代物なのかは予測が付きそうなもの。
残念なことに、洗浄剤のクオリティやその他の部分の構成を鑑みても、質が高いシャンプーの仲間入りとはならないかと思います。
安い市販シャンプーを比較するともちろん良い部分はいくつもありますが、見掛け倒しな部分も多いのも事実。
高級料理ではなく、味付けが濃い料理に近いなぁ、という感じでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。