解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
FRAGRANCY(フレグランシー)ブランド名
OHANA容量
250ml参考価格
1595円1mlあたり
6.4円JANコード
4573227388498KaisekiID
7536全成分
配合成分がとても多く、ぱっと見クオリティの高そうな成分が散見されるシャンプーではあります。
ただし、良い素材があるわりに使ってみると意外とぱっとしない典型的なタイプと言えるかもしれません。
かなり理由は、ズバリベースの洗浄剤の部分にあります。
ココイルグルタミン酸TEAはアミノ酸系の洗浄剤で、肌にとても優しいのですがちょっとしっとりしすぎて泡立ちが悪く、さっぱり感に欠けます。
単体では意外と使い物にならないタイプなわけです。
そこで、スルホコハク酸パレス2ナトリウムがミックスされる、というわけですが、これだと純粋なアミノ酸系というよりは、スルホコハク酸パレス2ナトリウムの存在感が強く、洗浄力がやや強めの、しかし妙にしっとりするシャンプー、という粗い使用感になります。
乳化剤として使われているポリソルベート20も古風なチョイスと言えます。性能が低いからこそ配合量を多くしなければならない乳化剤の典型で、これもクオリティという面では足を引っ張っている存在といえます。
グリシン,アラニン、セリン・・などのアミノ酸各種も、保湿効果を付与しますが全成分をかさ増ししてるだけのようにも見え、有効な手であるとはあまり思えない部分でもあります。
このシャンプーの中で見どころと言える部分はとても微妙なのですが、(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルクやγ-ドコサラクトンなどのコンディショニング成分や、植物由来のオイルによるスキンコンディショニング効果。
この辺りの成分のチョイスは少し目を引くものがあります。
ただし、やはり種類がかなり多く、配合量も期待できないため有効性には少し疑問が残りますが。
全体的な印象としては,期待できる部分の多くは髪の艶を出したりといったヘアケア効果で、この部分の成分のクオリティに関しては悪くないでしょう。
蓄積性もなく,質の高いコーティング成分が期待値をアップさせます。
セラミドによる補修効果も地味に手触りを良くしそうですね。
そういった中で、やはりベースの洗浄剤の部分はコストカットされた印象が否めず、もったいないなと思います。
添加成分のクオリティにあった洗浄剤が組み合わせれば、相乗効果で素晴らしいクオリティを発揮できた余地があります。
値段の割には概ね悪くない内容ではありますね。
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