解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
アイケイブランド名
アホ毛フィクサー容量
12ml参考価格
1078円1mlあたり
89.8円JANコード
4549339703122KaisekiID
7782全成分
雑多でいびつ。そんな表現がぴったりのアホ毛フィクサー。
いわゆるスタイリング剤の一種といえますが、商品名から連想する通りパサつきを抑えることが重要な使命となっている商品のようです。
効能が優れる成分も散見されるのと同時に、けっこうなリスクを持つ成分も含まれます。
それぞれを見ていきましょう。
アホ毛隠しとして効果を示す成分としては、ポリクオタニウム-55、ゼイン、シルク、クオタニウム-33、セラミドといった成分が担っているようです
サラサラ感を中心に、ツヤと補修効果を生み出すことができるでしょう。
そして、即効性という点ではジステアリルジモニウムクロリド。
4級カチオン界面活性剤です。
トリートメントのベースを担うような成分ですので、髪をまとめ、手懐けるのは容易いことでしょう。
ただ、これを洗い流さないことは別の問題を生じさせます。
4級カチオン界面活性剤は即効性があり、わかりやすい効果を得られる代わりに、強烈なタンパク変性作用が肌を蝕みます。
トリートメントやリンスでは、洗い流すことでこのリスクを許容範囲に収めることが可能ですが、アウトバストリートメント、スタイリング剤ではそうはいきません。
この4級カチオン界面活性剤の存在をどう見るかで大きく評価が割れるであろう商品です。
さらに、ベースの乳化剤であるポリソルベート80というのは古臭い成分です。
性能が低いゆえに多くの配合量を要するため、あまり近代的な処方とはいいにくいタイプといえるでしょう。
良い成分だけを見れば、たしかに仕上がりは良さそう。
ただ、良心的な部分ばかりではないというところがポイントで、真のクオリティを求めるのであればちょっと違うかな、と見るのが普通でしょう。
アホ毛に対処するにしても、より効果的に、かつ持続性をもってケアできる製品は山のようにあります。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。