成分数 | 洗浄剤数 | エキス系 | 特効 | ダメ |
---|---|---|---|---|
18 | 5 | 0 | 1 | 0 |
ほとんど最低限の成分しか入れてません、という勢いのシンプルさを特徴としています。
洗浄剤ベースの部分と、わずかな補修成分と添加剤のみ、という構成ですね。
このタイプは洗浄剤ベースの質の善し悪しが強烈に使用感に反映されるので、ごまかしが利かないのが特徴です。
そんな中、どのようなベースを構成しているのでしょうか。
基本ベースはココイルメチルタウリンNa。アミノ酸系界面活性剤と、ラウレス-4酢酸Na(酸性石鹸)によるかなり低刺激ながら、さっぱり感のある洗い心地が特徴です。
そこへ増粘剤や補助洗浄剤によって泡立ち、泡質の向上が図られています。
肌への安全性を基本として、しかしながら適度にしっかり洗えて、泡立ちも良いので使用感が万人受けするタイプ。赤ちゃんに使っても差し支えないレベルながら、成人男性にも納得されそうな洗い心地、というのがとても守備範囲広いな、と思います。
そして、このクオリティでありながらコストがとても低く設定されていることも興味深いポイントです。
種類こそ多くないですが、補修成分も単純ではありません。
シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールのような浸透性の優れる素材を基本に、コンキオリン(真珠タンパク)やシルクによる潤滑性、ツヤの向上が期待できますね。
バリエーションは少ないですが、洗浄剤の質の良さを相まって思った以上に髪の仕上がりはサラッと軽やかにまとまりを感じられそう。
ヘアケア成分の配合があるわりに、頭皮ケアに適した成分は見られませんが、頭皮のことを考えてない、というわけではありません。
基本の洗浄剤自体が頭皮に良好なバランスをもたらすこと、肌バリアを適度に守れる、ということがメリットとして挙げられます。
洗いすぎることの多い低コストなシャンプーに慣れた人にとっては、このシャンプーに切り替えるだけで肌バリアを適正に保つことができるというメリットを手にすることができます。
実は真珠タンパクやシルクも皮膚の代謝改善などに寄与しますし、地味にスカルプケア効果も期待できる、というのは言い過ぎではありません。
その使用感の良さに加え、こうした適正なレベルの洗浄力、安全性のシャンプーで洗うことはその事自体がスキンケアであると心得ましょう。
安い洗浄剤のシャンプーにちょっと良い素材が添加されていても、それはスキンケアとは言えないのです。
濃密泡で髪と地肌を包むようにやさしくケアするシャンプーです。なめらかでみずみずしい濃密美容液のようなとろみテクスチャーが、ぬるま湯をしっかり含んで、指を動かすとキメ細やかな弾力泡に。もちもちとした濃密泡で摩擦を防ぎながら、髪と頭皮を優しく包み込み、汚れを浮かせてオフします。シルクエキス&パールエキスの自然由来成分配合で、傷んだ髪をケア。ハリコシのあるなめらかな髪を育み、ここちよいヘアケアタイムを叶えます。●無油分、無香料、無着色●アルコールフリー●弱酸性●シリコンフリー
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。