解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
花王ブランド名
flat容量
120ml参考価格
1980円1mlあたり
16.5円JANコード
4901301388247KaisekiID
7758全成分
確かに、髪の滑りが良くなるとしても、その安全性について疑問符が打たれるといけませんね。
まずはこの商品の商品説明と実際の対比を示しながら中身を見ていきましょう。
「内側まで解きほぐす二つのアプローチ」というキーワードがあります。
ただ、髪の内側に作用するような成分が見られないという根本的な疑問がありますね。
油性成分やシリコン、シリコンに似た成分など、ほとんどが髪の外側にしかアプローチしていません。
それが良いか悪いかという話ではなく、商品説明と何か違いがあるように思えるのです。
しかし、もっと注目すべきなのはこの商品の効果の中心となっている成分がヤシ油脂肪酸PEG7グリセリルという成分であること。
これは非イオン界面活性剤と呼ばれる成分で、クレンジング剤のベースに使われるなど非常に高い洗浄力を持つことも特徴です。それと同時に潤滑性も得られるため、このようなヘアケア剤の配合も見受けられます。
ただ、洗い流さないヘアセラムへの配合はちょっと珍しいですし,なおかつ配合量が少なくはないという点も気になります。
何しろ非常に大きい脱脂力がありますから、髪や肌の乾燥を招く事態になるのは容易に予想がつきます。
この成分の存在感が強ければ強いほど、潤滑性と肌の乾燥が強まってしまうという事態になるわけです。
また、アイロンやドライヤーの熱を利用して髪のうねりを伸ばしやすく、というような商品説明もありますが、熱の力でコンディショニング効果を高める成分がないというのも困ったポイントです。
何をもってそのように言うのか今のところわかりませんが、内容的には一般的なヘアオイルにイオン界面活性剤がどっさり配合された、というような中身です。
安全性への懸念がありますし、潤滑性を高めるためであれば、より安全で効果の高い成分が選ばれるべきではないかと思うのです。
使い心地が良ければそういうことは気にしない、という方向けの製品であることは明らかです。
商品説明とも色々食い違いが見られるので、解析ドットコム的にはあまりおすすめとはいえない製品です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。