解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
花王ブランド名
セグレタ容量
360ml参考価格
815円1mlあたり
2.3円JANコード
4901301312723KaisekiID
7947全成分
セグレタの特徴は、たしかにボリュームアップをさせるけれど洗浄剤が安っぽいということ。これは代々変わらぬ性質といえそうです。
ボリュームアップの素となっている成分は、ポリシリコーン-9、ポリクオタニウム-48、ポリクオタニウム-67といったところ。いずれも髪にハリ・コシ感を付与する成分で、かつビルドアップしにくい成分を採用しているのが前作などからの進化といえそうです。
ただ、ボリュームアップを目論むならベストな選択肢というわけではなさそうですね。どちらかというと整髪料のような、一時的なハリ・コシ付与という形になりそう。
ボリュームアップ効果を得る、という点では効果がありそうですが、洗浄剤は相変わらず。
ラウレス硫酸アンモニウムが主役であり、強い洗浄力と泡立ちが特徴的。肌や髪を洗うには洗浄力が強すぎで、目立った補助洗浄剤もないことから乾燥を引き起こすのでは、と心配になります。
PPG-3カプリリルエーテルのような添加剤により、多少シリコン的なすべすべ感を感じたとしても、実際には脱脂力が強いので乾燥してしまうのです。粗っぽい洗浄性により、ゴワつきという名のボリュームアップ効果を感じる可能性もありますが、やはり品質の高いアプローチとは到底言えません。
この部分はセグレタの致命的な欠点という他ありませんね。
このセグレタの訴求ポイントとしては、お金をかけずに若々しいボリュームアップを、というようなものでしょう。
しかし、エイジングケア=若さを保つ・取り戻すというような目的で選ぶのであれば、ここにケチっている場合ではないと声を大にして言いたいです。
そもそも歳を重ねることによって減少する皮脂バリアを、こんな強力な洗浄剤でさらに一掃してどうする?という話ですし、ごまかしのハリコシ感など他者から見たら魅力的に映る可能性は低いです。とくに、乾燥しているというのは思ったより見た目が老けて見えてしまうので、こんな洗浄剤のシャンプーを選んでいる場合ではないんですね。
それらへんを踏まえて、本当にセグレタでいいのかどうか今一度再考の余地があるのでは。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。