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頭を陽イオン界面活性剤でマッサージするのが良いことなのか?
この製品を端的に説明するならば、
コンディショナーで頭を洗うようなもの。
陽イオン界面活性剤(カチオン界面活性剤)ベースで全体を見ても
ほぼコンディショナーといえる作り。
ステアロキシプロピルジメチルアミンは3級カチオン界面活性剤と言われ、
一般的な4級カチオン界面活性剤よりはマイルドです。
少しくらいなら頭皮につけても安全ですが、
積極的にこれで頭皮を洗ったり、マッサージするなどというのはやりすぎです。
さらに、ジアルキル(C12-18)ジモニウムクロリドというコンディショニング作用の強いカチオン界面活性剤も含まれるため、
二重の意味で頭皮につけないほうが良い、ということになります。
この内容で「洗える」とはどういう意味で謳っているのか?
洗う→除去するという意味のはずが、これでは
むしろ髪にコンディショニング成分が堆積し、質感を使うほど悪くさせるタイプではないか。
頭皮には言わずもがな、デメリットの可能性こそあるものの
メリットはどこにあるのか。
マッサージクリームとしても皮膚にリスクが明らかに懸念される他、シャンプーとしては洗浄性がほとんどなく、トリートメントとしては多少油分補給感はあるがコンディショナーの域を出ません。
何を目的に使うにせよ、これは中途半端でリスキーなばかりではないか、という印象がどうしても残りますね。