解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
株式会社BEYONDブランド名
Nile ナイル容量
300ml参考価格
2680円1mlあたり
8.9円JANコード
4580612750846KaisekiID
8404全成分
このNileシャンプーの特徴は、有望な成分がちらほらと散見されるところ。
あの疑似ミノキシジルといわれるピロリジニルジアミノピリミジンオキシドや、キャピキシルの配合も見られますね。方向性としてはスカルプシャンプーというのは間違いないと思います。
そこで注目したいのが、何がどれくらい配合されていて、結果どんなシャンプーなのか。
ピロリジニルジアミノピリミジンオキシドにアメツバメエキス、ヒト遺伝子組換ポリペプチドなど、いかにも育毛効果を主張したいような成分がずらり並ぶシャンプーです。
ただ実は、これらの成分はおそらくホルス ESPコンプレックス-Aというセットで、それぞれのセット内での配合量も調べると明確に記されています。
これを見ると、例えばヒト遺伝子組換ポリペプチド類はそれぞれ0.0000001%〜0.000001%。
ピロリジニルジアミノピリミジンオキシドは1.5%。アナツバメ巣エキス、プラセンタエキスはそれぞれ0.14%。
これはセット内での濃度ですから、シャンプーに組み込まれた場合さらに薄まっているわけです。
このパーセンテージをどう考えるか、しかも洗い流してしまうわけですから、果たしてどの程度目的に対して効果があるのか。これはよくよく考えてみる必要がありそうですね。
もちろん、無いよりは確実にメリットはあると言えます。これらより存在感が薄いながらも、キャピキシルの配合もあるようですし。まぁ無いよりは希望がある。
ベース洗浄剤が、オレフィンスルホン酸Naということで、成分の割に商品価格が低いのはここが原因でしょうね。
明らかに配合量の多くを占める洗浄剤で、言い方が悪いですが価格調整をしているように見えます。
良く言えば、泡立ちが負けないように強い洗浄剤を持ってきた、と言えなくもないですが、アンチエイジングな成分構成のわりに粗雑に見えるのは否めないところでしょう。
成分のチョイスに関しては非常にやる気を感じるし、良いものを作ろうという意思が見て取れるシャンプーです。
この価格帯で選ぶなら試す価値は十分にあるでしょう。
頭皮にメリットの多い成分のオールスターと言う感じなので、もしかすると状況が改善する方も出てくるかもしれません。
ただ、前述したように多くを期待するのは様々な理由でちょっと難しい部分もあるということは理解したほうがよいでしょう。
値段の割に健闘している、意識の高いシャンプーであることはお伝えしておきます。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。