Ingredient Analysis

ココイルグリシンK

アニオン界面活性剤 50件の商品に配合 ID: 11438
アニオン界面活性剤 泡立て・洗浄を担う陰イオン性界面活性剤
+30

安全性
+20

素材の品質
+20

使用感
基本情報
成分名ココイルグリシンK
医薬部外品名N-ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム
慣用名・別名ヤシ油脂肪酸グリシンK
INCI名Potassium Cocoyl Glycinate
化学式C14H26NO4K(主成分ラウロイルグリシンKの場合)
由来植物性,合成
推奨配合濃度3〜12%
適正pH域6.0〜8.5
EWGスコア3/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ アニオン界面活性剤
ココイルグリシンKの分子構造
分子構造・化学式イメージ
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
洗浄力 +40
皮脂・汚れへの洗浄・脱脂力
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +30
肌・頭皮への安全性
補修力 +0
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +20
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +30
環境負荷・生分解性の評価

概要

ヤシ油脂肪酸とグリシン(最小アミノ酸)のカリウム塩からなるアニオン界面活性剤。アミノ酸系洗浄剤に分類されるが、石鹸様の構造を持つため洗浄力・脱脂力は同カテゴリ内で高め。クリーミーな泡立ちとさっぱりした洗い上がりが特徴で、弱アルカリ性〜中性域で機能し、石鹸よりNMF流出が少ない利点がある。

ココイルグリシンKの解析

アミノ酸系洗浄剤の異端児として知られるココイルグリシンKは、一般的なアミノ酸系洗浄成分のイメージを大きく覆す存在です。「アミノ酸系=マイルド・低刺激」という通念がある中で、この成分は石鹸に匹敵する洗浄力と脱脂力を発揮し、アミノ酸系の中では特異なポジションを占めています。

その理由は分子構造にあります。アミノ酸の中で最もシンプルな構造を持つグリシンをベースにしているため、他のアミノ酸系洗浄剤(グルタミン酸系・サルコシン系など)と比べて、アミノ酸特有の穏やかさよりも石鹸的な挙動が強く出やすいという特性があります。弱アルカリ性〜中性(pH7前後)でも石鹸並みの起泡性を示し、きめ細かくコシのあるクリーミーな泡が形成されます。

洗い上がりは石鹸ライクなさっぱり感が主体ですが、石鹸と比較するとつっぱり感は軽減されており、角質層のNMF(天然保湿因子)やPCAの流出量も実験データ上で少ないことが確認されています。また石鹸に添加すると泡立ち・泡のコシを増大させる相乗効果があるため、固形石鹸や洗顔フォームとの組み合わせでも活用されます。

頭皮・肌への影響という観点では、アルカリ性寄りのpHではキューティクルへの負担や脱脂が増すため、乾燥肌・ダメージヘア・敏感肌には注意が必要です。オイリー肌や皮脂過多の頭皮、石鹸のさっぱり感を好みながらもつっぱりを避けたい方に向いています。シャンプー配合時はpH調整やコンディショニング成分との併用が不可欠です。

環境面では生分解性に優れ、ヤシ油由来の天然原料をベースとすることからサステナブルな製品設計にも貢献できる成分です。EWGスコアも低く、安全プロファイルは良好ですが、その洗浄力の強さゆえに「万人向けのマイルド洗浄剤」とは言えません。成分表での位置や他の洗浄剤との組み合わせを確認して選ぶことが重要です。

相性の良い成分

グリセリン ベタイン その他アミノ酸系界面活性剤

相性の悪い成分・混合注意

強酸性pH剤 強カチオン界面活性剤 高濃度の塩

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