解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ロート製薬ブランド名
リグロ容量
300ml参考価格
3304円1mlあたり
11円JANコード
4987241192878ASIN
B0CF54CHR9発売日
20230831KaisekiID
9937全成分
ロート製薬から発売されたリグロシャンプー EXエナジー。発毛剤ブランド「リグロ」の最高級シャンプーを標榜していますが、果たしてその実力やいかに?今回は、このシャンプーを徹底的に解析していきたいと思います。
ロート製薬といえば、日本の大手製薬会社の一つ。医薬品だけでなく、スキンケアや日用品なども手がける総合的なヘルスケアカンパニーとして知られています。そんなロート製薬が展開する発毛剤ブランド「リグロ」から、スカルプケアに特化したシャンプーが登場しました。
解析の結果、このシャンプーの総合ランクは2966商品中1879位、総合点は5点満点中1.69点という評価になりました。素材のレベルは0.8点、髪補修力は0.6点と低く、スカルプケア力も1.5点と決して高くはありません。コスパも1.5点と厳しい評価です。
一方で、口コミの評価は5点満点中4.2点と高めです。使用感も2.7点とそこそこ。発毛剤の前に使うシャンプーとしては、一定の支持を得ているようです。
このシャンプーの主な洗浄成分は、ココイルグリシンKです。アミノ酸系洗浄剤の中ではトップクラスの脱脂力と肌刺激性を持ち、石鹸のようなつっぱる洗い上がりが特徴。ダメージ毛や敏感肌の方には不向きな成分と言えます。
その他、保湿成分としてガゴメエキス、加水分解ダイズタンパク、コンフリー葉エキスなどが配合されていますが、美容成分の含有量は少なめ。Journal of Cosmetic Dermatologyに掲載された研究では、シャンプーの保湿成分は5%以上含まれていないと効果が期待できないとされています[1]。この点から見ても、物足りなさを感じざるを得ません。
このシャンプーのメリットは、洗浄力の高さでしょう。ココイルグリシンKのパワフルな洗浄力で、頭皮の汚れや余分な皮脂をしっかり落とします。発毛剤を使う前の下準備として、頭皮環境を整えるのには適しているかもしれません。
しかし、デメリットも大きいです。まず、洗浄力が強すぎて、髪や頭皮を乾燥させる可能性があること。敏感肌の方は特に注意が必要です。また、美容成分の含有量が少ないため、保湿効果や髪のダメージ補修は期待薄。International Journal of Trichologyに掲載された研究では、過度に洗浄力の高いシャンプーは頭皮環境を悪化させ、脱毛のリスクを高めると指摘されています[2]。
余談ですが、発毛やスカルプケアを目的とするなら、シャンプー選びだけでなく生活習慣の改善も重要です。ストレス管理、バランスの取れた食事、適度な運動など、体の内側からのケアを怠らないことが大切ですね。
さて、リグロシャンプー EXエナジーについて詳しく見てきましたが、いかがでしたか?正直なところ、スカルプケアに最適とは言い難い内容だったように思います。確かに洗浄力は高いのですが、それ以上に髪や頭皮へのダメージが心配です。美容成分の配合も不十分で、保湿効果は限定的。コスパの面でも決して優れているとは言えません。
発毛剤との併用を前提とした商品とはいえ、もう少し髪と頭皮に優しい処方であってほしかった。とはいえ、口コミの評価は悪くないので、脂性肌で頭皮の汚れが気になる方には支持されているのかもしれません。使う際は、こまめな保湿ケアを心がけることが大切だと思います。
リグロシャンプー EXエナジーの特徴をまとめると以下のようになります。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。