解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド名
ダヴ容量
500ml参考価格
977円1mlあたり
2円JANコード
4902111749501KaisekiID
8021全成分
何がボタニカルだと感じですね。ユニリーバの悪しき伝統とでも言いたくなる、滑稽な商品説明と伴わない中身。
最近のユニリーバは毛色の違う商品も出し始めていますが、旧態依然の姿というのはまさにこの商品のようなもの。
何を以てボタニカルというのか、それはメーカーのさじ加減次第ですが、このボディソープはひどいですね。言われなければ誰もボタニカルという商品名がついているとは思わないでしょう。
ベースは単純な石けんとラウレス硫酸Na。肌バリアを溶かす出すアルカリ性+強洗浄力のラウレス硫酸ナトリウムという救いようのない強い洗浄性をもつ内容です。肌がごりごりに乾燥させられるのは時間の問題でしょう。
さらに、アミノ酸系の中でも洗浄力が強く石鹸のような特徴を持つココイルグリシンKや、量産型石けんのヤシ脂肪酸Kも配合。色々入っているようで、内実としてはアルカリ性のラウレス硫酸Na洗浄というシンプルな構図です。ラウレス硫酸ナトリウムは、弱酸性にできるのが大きなメリットですが、わざわざ石鹸をベースにしてアルカリ性になってしまっている点が非常に困ったポイントです。
-せめて弱酸性ならギリギリ許容範囲だったのに
-石けんベースだとアルカリ性になる
-石けんとラウレス硫酸Naの良くない面同士を強調させたような作り
強いのは洗浄力だけでなく、殺菌力も無視できないレベルなのが特徴。というのも、ピロクトンオラミンという成分が配合されていますね。この成分は広範囲な殺菌性を持ち、肌の常在菌を必要以上に減少させ、肌バリアを生み出す能力を落としてしまう特徴を持ちます。
菌が原因のフケが生じている、脂漏性皮膚炎である、というような状況であればまだわかりますが、ボディソープに配合してどれほど意味があるのか。さらに、石鹸ベースの製品に入れることは、やはりデメリットを強調してしまうのではないかと思います。
石けんのアルカリで、すでに肌の善玉菌が著しく減少させられ、保湿成分も溶かし出してしまうため、さらに殺菌をすることで肌にとってはトドメと言えるような打撃を受けてしまうわけです。
このほか、まるで髪のケアを目的としているような感触改良成分ですとか、品質安定剤の類も良質とはいえない成分が採用されていて、徹頭徹尾コストが安いだけの駄作のようにしか見えないというのが本音。
ボディソープを選ぶのであれば、こういう商品は避けましょうという典型。
まるで良いことがなく、わざとかな?と思うほどデメリットのオンパレード。すくなくとも肌は極端に乾燥させられ、肌が荒れるだけでなく体臭が強くなったり、年齢以上に見えてしまうような老け方をしたり、といった現象が想定されます。
肌に使うものは、このようなものを選ばないようにすることで美しさを保てるのだと知ることが肝要です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。