解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ハーバー研究所ブランド名
ハーバー容量
500ml参考価格
2200円1mlあたり
4.4円JANコード
4534551023721KaisekiID
7973全成分
スクワランシャンプー、なんて聞くと、ついつい潤いの豊かな商品を思い浮かべてしまいます。しかし、実際にはむしろ乾燥を促すようなものだったら、困りますよね。
そんな実際のところを見ていきましょう。
スクワランシャンプー、スクワランとは肌の保湿成分の1つ。天然保湿因子とも言っていい成分です。実際、このシャンプーにはスクワランが含まれますね。さぞかし肌バリア的に良いシャンプーなのだろう、と大概の方は思うはずです。
しかし、実態は石けんです。
石けんは、他の多くの洗浄剤と違いアルカリ性です。
アルカリ性ゆえに、肌の保湿因子を溶かし出してしまう欠点があります。これが、乾燥を招く大きな原因となるわけです。
あれ?保湿因子であるスクワラン配合のシャンプーなのに、洗浄剤が保湿因子を溶かすって矛盾してませんか?
そうです。実際には石けんが盛大に保湿成分を溶かし出して、そのあと慰め程度に保湿成分を上から乗っけるだけ、というのがこのシャンプーです。
ただ、純粋な石けんというわけではなくて、アミノ酸系洗浄剤もミックスされています。量的には、添加されていると言ったほうが近いかもしれません。
その成分とは、ココイルグリシンK。はい、アミノ酸系の中でも特殊で、石けんのようにアルカリ性側で特徴をより発揮するタイプ。さっぱり系のアルカリ好きは石けんのそれとそっくりですね。
というわけで、石けんをいくらかマシにするでもなく、協力して石けんのデメリットをさらに強力にしているようなもの。これでは、ますます乾燥へ向かうことに。
もう、白金やセリシンが配合されているかどうかなんて大した問題ではありません。それらの恩恵は、石けんのデメリットを覆すようなインパクトをもたらすものではありませんし、そんな暇があったら洗浄剤をどうにかしろと言いたくなるのみです。
これは残念ながらおすすめには程遠く、さらに割高であるということを伝えなければならない代物という他なさそう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。