総合点

総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
香り
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メーカー
ユニリーバ・ジャパンブランド
Dove容量
470ml参考価格
581円1ml単価
1.2円JAN
4902111777887ASIN
B0DBQ1PKK7発売日
20240906ID
10142全成分
世界的な消費財大手ユニリーバが展開する「ダヴ」。CMでお馴染みの「うるおい」イメージとは裏腹に、その中身はかなりアグレッシブな設計です。「ラベンダーとオーツミルク」という優しげな響きに隠された、意外な洗浄メカニズムを紐解きます。見かけの優しさに騙されてはいけません。
460位 / 410製品中
数字は嘘をつきません。ハッキリ言いますが、業界平均を大きく下回る「危険水域」のスコアです。特に成分レベルの「0.4点」は、一般的なボディソープと比較しても下位1%に含まれる数値。これは「洗う」という行為において、肌への負担が看過できないレベルであることを示唆しています。
この製品の骨格を成すのは、「強力な脱脂力」と「殺菌力」です。潤い成分はあくまでオマケに過ぎないことが、処方解析から浮き彫りになります。
「脱脂力の二重奏」です。ラウレス硫酸Naは非常に安価で泡立ちが良い反面、肌の保湿因子まで剥がし取る強力な洗浄剤。これにアルカリ性の石鹸成分(ヤシ脂肪酸Kなど)を組み合わせることで、肌のpHバランスをアルカリ性に傾け、バリア機能を著しく低下させます。一般的に、この組み合わせは「乾燥を招く黄金比」と言えます。
「殺菌剤の隠し球」。通常、薬用ソープやフケ防止シャンプーに使われる強力な殺菌成分です。グラム陽性・陰性菌、真菌に至るまで幅広く作用します。一見良さそうですが、日常使いのボディソープに配合すると、肌を守る「美肌菌(常在菌)」まで無差別に攻撃するリスクがあります。
アミノ酸系という名前の皮を被った「脱脂マシーン」です。アミノ酸系洗浄剤の中でトップレベルの脱脂力を持ち、アルカリ性で機能します。さっぱり感は出ますが、ダメージ肌には塩を塗るようなものです。
余談ですが、成分表にある「ワセリン」や「セラミド」を見て「保湿されそう!」と期待した方、残念なお知らせです。これら強力な洗浄剤の前では、保湿成分は洗い流される運命にあります。プラスマイナスで言えば、圧倒的にマイナス(脱脂)が勝る設計です。
「汚れだけでなく、肌の未来まで洗い流してしまう。」
一言で言えば、この製品は「ラベンダーの香りがするブルドーザー」です。
表面の汚れを一掃するパワーは凄まじいですが、その代償として肌の更地化(バリア機能の破壊)が進みます。一般的なスキンケアの観点からは、肌の乾燥に悩む現代人が日常的に使うべきものではありません。「ダヴ=うるおい」というブランドイメージと、実際の成分構成(高脱脂・高殺菌)のギャップがあまりにも大きすぎます。
肌を大切にしたいなら、今すぐ「弱酸性」または「マイルドな洗浄成分」へ乗り換えることを強く推奨します。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。