解析結果

ダヴ ボディウォッシュ さくら

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販売開始から 55318年11ヵ月10日
https://hb.afl.rakuten.co.jp/ichiba/126f78b3.ad216b33.126f78b4.0ea1f28c/?pc=https%3A%2F%2Fitem.rakuten.co.jp%2Ftsuruha%2F10175224%2F&link_type=hybrid_url&ut=eyJwYWdlIjoiaXRlbSIsInR5cGUiOiJoeWJyaWRfdXJsIiwic2l6ZSI6IjI0MHgyNDAiLCJuYW0iOjEsIm5hbXAiOiJyaWdodCIsImNvbSI6MSwiY29tcCI6ImRvd24iLCJwcmljZSI6MSwiYm9yIjoxLCJjb2wiOjEsImJidG4iOjEsInByb2QiOjAsImFtcCI6ZmFsc2V9カイセキストア+で購入
ユニリーバ・ジャパン ダヴ ボディウォッシュ さくらをAmazonアマゾンで購入

総合点

1.43
1.43

総合ランク

470個中 441

成分数

41

植物エキスの数

1

コスパ

0

安全性

0

素材の品質

0

使用感の良さ

0

エイジングケア

0

ホワイトニング効果

0

保湿効果

0

スキンケア力

0

環境配慮

0

浸透力

0

即効性

0

持続性

0

ツヤ感

0

サラサラ感

0

特に優れた素材

0

注意が必要な素材

1

香り

さくら

サブカテゴリ

ボディソープ

メーカー

ユニリーバ・ジャパン

ブランド名

Dove

容量

470ml

参考価格

581円

1mlあたり

1.2円

JANコード

4902111776040

ASIN

B0FHQ7WTQW

発売日

2025-07-24

KaisekiID

10943
【CICA化粧水】キキミーティー ローション解析チャート
販売元による宣伝文
商品紹介

●ダヴ ボディウォッシュから、さくら香る数量限定品が登場。
●お風呂上りもうるおい続く。
●サクラエキス(※1)配合でさくら香るうるおい肌へ。
●瞬間浸透(※2)うるおいミルク(※3)、トリプルセラミド(※4)配合
●だから、お風呂上りもうるおい続く。
●お子様の1人洗いにも。
●ダヴはうるおいを守りながら肌をやさしく洗います。
●ダヴの泡は、うるおいをたっぷり含んだキメ細かな濃密泡。泡立てやすいリッチでクリーミーな泡で、うるおいを守りながら肌をやさしく洗います。春を感じるサクラの香り(香料配合)
※1…ソメイヨシノ葉エキス・保湿成分
※2…角質層内
※3…ステアリン酸、セラミドNG、ココイルグリシンK、ビタミンB3、ワセリン、ヒドロキシステアリン酸、グリセリン水溶液・うるおい成分
※4…セラミドNP、セラミドAP、セラミドEOP・保湿成分

原材料・成分

水、ラウリン酸、ミリスチン酸、水酸化K、ステアリン酸、ラウレス硫酸Na、グリセリン、コカミドプロピルベタイン、ジステアリン酸グリコール、香料、塩化K、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、塩化Na、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、フェノキシエタノール、EDTA-4Na、クエン酸、ピロクトンオラミン、ヒドロキシステアリン酸、PG、BG、ココイルグリシンK、パルミチン酸、ナイアシンアミド、セラミドNG、ソメイヨシノ葉エキス、ワセリン、ヤシ脂肪酸K、アラキン酸、ラウロイルラクチレートNa、セラミドNP、フィトスフィンゴシン、セラミドAP、キサンタンガム、コレステロール、カルボマー、エチルヘキシルグリセリン、BHT、セラミドEOP、赤227、青1

使用方法

●お湯を含ませたスポンジやタオルなどに適量をとり、軽く泡立ててからお使いください。

安全警告

●肌に傷・はれもの・湿疹等、異常があるときは使用しない。
●赤み・はれ・かゆみ・刺激等の異常が現れたときは、使用を中止し、皮ふ科医等に相談する。そのまま使用を続けると症状が悪化することがある。
●目に入らないように注意し、目に入ったときは、こすらずにすぐ洗い流す。
●極端に高温・低温になる場所や直射日光のあたる場所には置かない。
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ダヴ ボディウォッシュ さくらの解説

うるおい謳うダヴ 成分は真逆だった

解析チームです。世界最大級の消費財メーカー、ユニリーバ。その傘下で「うるおい」をブランドアイデンティティの中核に据え、半世紀以上にわたり市場に君臨してきたダヴから、春の訪れを告げる限定品「さくら」が登場しました。メーカーは「お風呂上りもうるおい続く」と謳い、トリプルセラミドなどの保湿成分を配合している点を強調していますが、果たしてその実態はどうなのでしょうか。我々の解析データは、その華やかなイメージとは少し異なる側面を指し示しています。洗浄成分の構成、特に石鹸と強力な合成界面活性剤の組み合わせは、本当にブランドが掲げる「うるおいを守りながらやさしく洗う」という理念を体現しているのか。その処方の真実に迫ってみたいと思います。

概要

さて、早速この製品の成績表を見ていきましょう。当解析ドットコムにおける総合評価は、5点満点中1.43点。これは410製品中441位という、正直に言ってかなり厳しい結果です。ランキングの分母を超えてしまっているのは、同率最下位が多数存在するためですね。特に注目すべきは、処方の根幹をなす「配合成分のレベル」で、これが驚異の0.4点。これは全評価製品の中でも最低レベルのスコアであり、製品のコンセプトと成分構成の間に大きな乖離があることを示唆しています。保湿力こそ2.5点と平均レベルを確保していますが、これは強力な洗浄剤で奪ったうるおいを、ワセリンなどで後から補うという、いわばマッチポンプ的な処方設計の結果と推察されます。全体的な安全性も1.3点と低く、これは洗浄主剤の刺激性が評価に大きく影響しています。ECサイトでの売上ランキングは上位7%と好調のようですが、これはブランド力と季節限定というマーケティング戦略の勝利であり、残念ながら中身のクオリティが伴っているとは言い難い、というのが我々の率直な見解です。

注目の成分

洗浄剤トリオ:ヤシ脂肪酸K、ラウレス硫酸Na、ココイルグリシンK

このボディソープの洗浄力の根幹を担うのが、この3つの成分です。まずベースとなるのはヤシ脂肪酸K、いわゆる石鹸です。豊かな泡立ちとさっぱりした洗い上がりが特徴ですが、アルカリ性であるため肌の弱酸性のバリア機能を一時的に崩し、乾燥やつっぱり感の原因となり得ます。そこへ加わるのがラウレス硫酸Na。非常に安価で優れた起泡力を持つ一方、高い脱脂力とタンパク質変性作用(肌のタンパク質に影響を与える性質)が知られており、肌の乾燥を助長する代表的な成分です。そしてココイルグリシンK。これは「アミノ酸系洗浄剤」に分類されますが、その中では洗浄力・刺激性ともにトップクラス。石鹸と同様にアルカリ性で性能を発揮するため、この製品の洗浄基盤が全体として肌のバリア機能に対して厳しい設計であることが窺えます。これら3つが組み合わさることで、強力な洗浄力と豊かな泡立ちを実現していますが、その代償として肌のうるおいは大きく損なわれるリスクを抱えています。

ピロクトンオラミン

これは主にフケ防止シャンプーなどに配合されることが多い抗真菌(カビの増殖を抑える)成分です。体臭の原因となる菌や皮膚常在菌に対して幅広く殺菌作用を示します。ボディソープへの配合は、体臭予防などを意図したものと考えられますが、その殺菌力の高さは諸刃の剣。肌の健康を保つために必要な善玉菌まで殺菌してしまい、かえって肌のバリア機能の乱れを招く可能性も否定できません。ここで豆知識ですが、ピロクトンオラミンはpH6〜7の中性付近で最も効果を発揮するため、この製品が石鹸ベースでありながらも、クエン酸などで弱酸性〜中性付近に調整されている可能性が高いことを示唆しています。

ワセリン&トリプルセラミド

メーカーが「うるおい」の根拠として前面に押し出しているのがこれらの保湿成分です。ワセリンは肌表面に強力な油膜を形成し、水分の蒸発を防ぐ「閉塞性」に非常に優れた成分。一方、セラミドNP、AP、EOPは、肌の角質層にもともと存在する細胞間脂質の主成分であり、バリア機能をサポートする重要な役割を担います。しかし、問題は前述の強力な洗浄剤です。これらの保湿成分が配合されていても、洗浄の段階で肌本来のうるおい成分(NMFや細胞間脂質)が過剰に洗い流されてしまっては、焼け石に水。洗い上がりにワセリンの油膜感が残ることで「しっとりした」と錯覚する可能性はありますが、肌本来の健やかさが育まれているとは言い難いのが実情です。

メリットとデメリット

この製品の最大のメリットは、疑いようもなく豊かな泡立ちと、さっぱりとした洗い上がりでしょう。石鹸とラウレス硫酸Naの組み合わせは、少量でもこもこの泡を立てることができ、皮脂や汚れをしっかりと洗い流す感覚は、特に脂性肌の方や夏場の使用において爽快感をもたらすかもしれません。また、「さくら」という季節感あふれる香りも、バスタイムを楽しく演出する大きな魅力です。500円台という手頃な価格も、多くの消費者にとって手に取りやすい要因であることは間違いありません。

しかし、その裏側にあるデメリットは深刻です。最大の懸念点は、やはり肌への乾燥リスクに他なりません。主成分である石鹸(ヤシ脂肪酸K)はアルカリ性であり、肌表面を一時的にアルカリ性に傾かせます。健康な肌は弱酸性(pH4.5〜6.0)に保たれることでバリア機能が正常に働きますが、アルカリ性に傾くとこの機能が低下し、乾燥や外部刺激を受けやすくなります。2018年の研究(Journal of Dermatological Science)では、アルカリ性の洗浄剤が角層の構造的完全性を損なう可能性が示唆されています。そこへ追い打ちをかけるのが、ラウレス硫酸NaとココイルグリシンKです。これらは肌の保湿因子であるNMF(天然保湿因子)や細胞間脂質までも洗い流してしまうほどの強力な脱脂力を持ちます。結果として、洗い上がりは「さっぱり」を通り越して「つっぱり」を感じる可能性が非常に高いと言えます。セラミドやワセリンが配合されてはいますが、これは例えるなら、穴の空いたバケツに必死で水を注ぎ込むようなもの。保湿成分を「与える」前に、まず「奪いすぎない」ことがスキンケアの基本であり、その点で本製品は、近年の低刺激・保湿重視のボディソープ市場の潮流とは逆行していると言わざるを得ません。肌のうるおいを守ることを謳うアミノ酸系洗浄剤を主成分とした競合製品と比較すると、スキンケア性能において大きな差があることは明白です。

まとめ

ここまで分析してきた「ダヴ ボディウォッシュ さくら」を一言で評価するなら、「うるおいを謳う、パワフル系さっぱりボディソープ」といったところでしょうか。確かに、豊かな泡と華やかな香りは、一日の疲れを洗い流すバスタイムを特別なものにしてくれるかもしれません。特に、汗をかいた後や、とにかく体をスッキリさせたい!という気分の時には、この爽快な洗い上がりが心地よく感じられることもあるでしょう。

しかし、あなたがもし肌の乾燥や、年齢によるうるおいの低下に悩んでいるのなら、この製品は残念ながらあなたのためのものではないかもしれません。強力な洗浄成分の組み合わせは、肌がけなげに蓄えたうるおいを、必要以上に奪い去ってしまう可能性があります。配合されたセラミドやワセリンは、その場しのぎの保湿はできても、肌本来の力を育む手助けにはなりにくいでしょう。毎日使うボディソープだからこそ、洗浄力と肌へのやさしさのバランスは非常に重要です。このボディソープを選ぶことは、例えるなら、繊細なシルクのドレスを、強力な洗濯用洗剤で毎日洗うようなもの。汚れは落ちますが、生地は確実に傷んでいってしまいます。

本当に肌のことを考えるなら、洗浄成分がもっとマイルドな製品を選ぶのが賢明です。この春だけの特別な香りをたまに楽しむ、という「ご褒美使い」なら良いかもしれませんが、毎日のパートナーとして選ぶのは、少し立ち止まって考えてみることを強くおすすめします。

  1. さっぱり感を最優先する脂性肌の方:△
  2. 肌の乾燥やつっぱりが気になる方:×
  3. 香りで季節感を味わいたい方(たまに使う前提):○
  4. スキンケア効果をボディソープに求める方:×
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