解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
コスメテックスローランド株式会社ブランド名
エアリー&イージー容量
150ml参考価格
1650円1mlあたり
11円JANコード
4936201105786KaisekiID
8093全成分
ふわふわな泡で出てくるヘアオイル、というユニークな商品です。
中には、高い効果を見込める成分も散見されるなど、期待値が高くなる商品ですね。さっそく見ていきましょう。
そのオイルフォームのメイン的な要素となっているのが、保湿力。
シアバターをはじめ、はちみつ、ホホバ、マカデミア、ローヤルゼリー、アミノ酸、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、リピジュアというように、主役はこれらの保湿効果の高さ、と言っても過言ではないでしょう。
加えて、ヘマチンの補修力、γ-ドコサラクトンのうねり改善効果、シルク、ケラチンの補修力、ココイルアルギニンエチルPCAの滑り性といった要素が脇を固めるという陣容です。
一見すると良いアウトバストリートメントの1つ、という印象ですね。少なくても潤滑性に関しては問題なく高評価を受けられそうな感じです。
一方で、少し心配な部分もあります。それが、この商品の特徴であるフォームを形成する成分です。
泡を作り出す素材として、ラウリン酸ポリグリセリル10、ココイルグリシンKといった界面活性剤が使われていますね。
とくに、ラウリン酸ポリグリセリルー10はもっとも配合量が大きく、非イオン界面活性剤であるこの成分がある意味でもっとも影響力の強い立場にあります。
非イオン界面活性剤ラウリン酸ポリグリセリル-10は脱脂力を有し、強い殺菌性も持つため、果たして塗りっぱなしの商品のベースとして相応しいのかという問題がありますね。それは、洗浄剤として使われるココイルグリシンKにも言えることです。泡立たせ要員とはいえ、ここまで存在感が大きいと髪に負担を与える可能性が増大しすぎるのでは、と思います。
様々な有望成分のメリットに隠れて体感はしづらいでしょうが、実際には肌や髪に見えないダメージを刻々と与えている可能性があるわけですので、大手を振ってオススメとは言いづらい状況ですよね。
ヘアオイルとしての性能は間違いなく高く、髪にまとまりやハリを生み出す体感が大きい、メリットを多く感じさせることのできる商品と言えます。
しかし、安全性に関しては前述したとおり万全ではないなという印象を受けました。
さらに言えば、グレープフルーツ果皮油の光毒性の問題もありますので、やはり繰り返し使うとリスクが顕在化するのではないかと心配になります。
ということで、安全性の部分を含めて考えるとさほどお勧めではないという結論に至るかなと思います。いい線はいってると思うのですが、惜しいですね。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。