解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ロゼットブランド名
夢みるバーム白泥リフトモイスチャー容量
90ml参考価格
1980円1mlあたり
22円JANコード
4901696540060KaisekiID
7733全成分
白泥とシアバターと酵素配合のクレンジングバーム、ということですが、それはあくまで添加剤。
ベースはエステル油+非イオン界面活性剤の組み合わせで、メイクをしっかり馴染ませ浮かせたあとはしっかりとすすぎで落ちるように設計されていますね。
サラとするだけでなく、うるおいも感じる使用感。
たっぷり抱水性の高いトリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルの配合も。
クレンジング基材はとても効率が高いメイク落とし、という感じですが、脇役もなかなか見所があります。
プロテアーゼ(角質除去酵素)やシアバター、ハス花エキス、白泥成分をはじめ、肌バリア成分の主要な要素であるセラミド、さらにレシチンなどの保湿成分も加わっています。
このことからも、肌のくすみを除去するなどしてクリアな肌、を表現したいのかな、という印象ですね。
ただし、この製品は良いことばかりとは残念ながらいきません。
メイク落とし効率が高い=とても脱脂力が高いので,保湿成分を含んでいるとはいえ一時的に強い脱脂力により肌の乾燥をもたらしやすいタイプと言えます。
これは、いくら保湿成分や肌バリア成分が含まれているとしても、注意しなくてはいけません。
必ずアフターケアが必須、と覚えておきましょう。
強い洗浄を行なった後は、失ったものを補うアフターケアが欠かせません。
そしてもう一つ。
ポリエチレンという成分があります。
この成分は、いわゆるマイクロプラスチックと呼ばれ、この製品ではスクラブ成分として配合されているわけですが、海洋汚染、または生態系への影響が懸念されている成分として、多くの国で使用は禁止になったりします。
目には見えないような細かいプラスチック片が、海洋生物の体内に蓄積されることで様々な悪影響を懸念されている、という側面があるんですね。
現在ではポリエチレン以外のスクラブ剤(環境分解性がいいもの)に代替される傾向が強くなっていますが、この製品には配合されている、ということです。
この部分をどう判断するかは消費者に現在は委ねられているところですが、皆さんはどうでしょう。
総合的に見ると、単ににクレンジング剤としては使いやすく、簡単にメイクオフできるので好感度は高いでしょう。
ただし、ピーリング作用による肌への負担は気をつけたい、という部分や、単純に乾燥させてしまいやすい高洗浄系である、という点は注意です。
ピーリング作用も肌の乾燥に影響しますから、わりと肌の見た目が良くなってもダメージが蓄積しやすい、ということがあります。
使用感以外の部分のところで、実は乾燥させやすいことだったり、マイクロプラスチックの問題だったり、いくつかの課題も見えてきました。
良くもあり悪くもある、可もなく不可もなく、そういった印象が残る製品です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。