解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
クロイスターズブランド名
YAETSUBAKI(ヤエツバキ)容量
230ml参考価格
2420円1mlあたり
10.5円JANコード
4560380851846ASIN
B08QZNS3Q1発売日
20201224KaisekiID
9127全成分
YAETSUBAKI mamuinは、ヘアケアスペシャリスト・毛髪診断士の余慶尚美がプロデュースするヘアケアシリーズで、椿の恵みと頭皮に必要なミネラルを配合した、アミノ酸系のシリコンフリーシャンプーです。頭皮にとって大切な皮脂は残しつつ、ニオイの原因となる余分な皮脂を吸着・除去してすっきりと清潔に洗い上げます。
時々見かける、成分数が非常に多いタイプのシャンプーですね。アミノ酸の種類が多く、植物エキスの配合もバリエーションが豊富なため、内容がかなり膨大になっているようです。
早速中身を見ていきましょう。
まず洗浄剤のクオリティ。
ベースはラウロイルメチルアラニンNaで、アミノ酸系のさっぱり系です。洗浄力はそれほど高くなく、単独では泡立ちもやや劣るタイプですが、補助洗浄剤がしっかりしていればうまくバランスが取れるでしょう。・・・と思いきや、あまりそのあたりは期待できないようですね。
アミノ酸系が孤立しているような成分表の場合、泡立ちがどうしても乏しく、泡持ちも悪いことでしっとり感を過剰に感じてしまうケースがあります。このシャンプーはそのパターンに近い印象を受けますが、ちょっと懸念材料といえますね。
添加成分に関してはかなり力が入っていて、紹介しきれないようなボリューム感で構成されているのがわかります。
主役となりそうな成分を挙げると、例えばミネラル塩、モロッコ溶岩クレイのスクラブ効果がこのシャンプーでは使用感に影響をたくさん与えそうです。そして、アセチルヘキサペプチド-1、月桃エキス、シャクヤクエキスなどのエイジングケア成分や、オタネニンジンエキスなどの血行促進系も豊富ですね。
エリンギウムマリチマムカルス培養液とクリスマムマリチマムカルス培養液は、どちらも海浜植物の幹細胞培養液です。これらの培養液には、抗酸化作用、抗炎症作用、保湿作用など、さまざまな効果が認められています。そのため、スカルプケアにも効果的です。
これらの成分のスカルプケア効果は、次のとおりです。
さらに、シャクヤク根エキス、クダモノトケイソウ果皮エキス、ゲットウ葉エキス、ヘチマ果実/葉/茎エキスにもパワフルなスカルプケア効果があります。
この他にも、ちょっと珍しい名前のエキスや、実は有用な効果を持つエキスが配合。
トゲキリンサイ/ヒヂリメン/ミツイシコンブ/ウスバアオノリ/ワカメエキス、コトジツノマタ/ミツイシコンブ/ヒトエグサ葉状体エキスは海藻由来のエキスです。
トゲキリンサイ/ヒヂリメン/ミツイシコンブ/ウスバアオノリ/ワカメエキスは、保湿効果や抗酸化作用が期待できます。さらに、髪のダメージを補修し、ツヤを与える効果もあります。
コトジツノマタ/ミツイシコンブ/ヒトエグサ葉状体エキスは、保湿効果や抗炎症作用が期待できます。また、頭皮の乾燥や炎症を抑える効果もあります。
なお、サトウキビエキスは、保湿効果や美白効果が期待できます。また、髪の毛をしなやかに整える効果もあります。
まだまだありますが、ツバキ葉エキス、ツバキ花エキス、トウキ根エキス、アロエベラ葉エキス、ヨモギ葉エキス、クラドシホンノバエカレドニアエエキス、エリンギウムマリチムムカルス培養液、クリスマムマリチマムカルス培養液、ハイビスカス花エキス・・と枚挙にいとまがありません。
手短に効用を挙げてみると、
ツバキ葉エキス:保湿効果、抗酸化作用、抗炎症作用
ツバキ花エキス:保湿効果、抗酸化作用、抗炎症作用
トウキ根エキス:血行促進作用、抗炎症作用
アロエベラ葉エキス:保湿効果、抗炎症作用
ヨモギ葉エキス:抗炎症作用、抗菌作用
クラドシホンノバエカレドニアエエキス:抗酸化作用、保湿作用
エリンギウムマリチムムカルス培養液:抗酸化作用、保湿作用
クリスマムマリチマムカルス培養液:抗酸化作用、保湿作用
ハイビスカス花エキス:保湿効果、抗酸化作用、抗炎症作用
と、このような効能が期待されます。
とてつもない数の成分が配合されていることがお分かりいただけたかと思います。これらの成分が、1つ1つの効能は配合量の関係で必ずしもそのまま現れないとしても総合的に頭皮に何かしらの効用があるのではないか、ということは期待できると思います。
特に、共通するような効能、例えば抗炎症作用や保湿作用、血行促進などの効果は表立って感じられるのではないか、という期待が持てますよね。
それに、アミノ酸系洗浄剤ベースで肌に優しい、というメリットそれ自体も忘れてはなりません。スクラブ効果で洗浄力が足りない、という心配もなく、バランスも良さそうです。
一方でデメリットはあるでしょうか?
そのデメリットとしては、洗浄剤の構成という面ではクオリティが高くないため、単独では泡立ちや洗浄力がやや劣るという点が挙げられます。泡持ちの悪さは使用感に直結するため、この部分で不満が出るとリピート率に問題が生じる可能性も。
また、配合成分が多く、その効果が期待できる一方で、配合量の関係で1つ1つの効能が必ずしも現れないこともあります。有効濃度以上でないと効力が出てこない、という部分も考慮する必要があるでしょう。期待のし過ぎは禁物ということです。
YAETSUBAKI(ヤエツバキ) mamuinマムイン シャンプーは、
スクラブ効果のある様々な植物エキスが配合されているため、頭皮の血行促進や保湿効果、適度なさっぱり感が期待できます。
また、アミノ酸系洗浄剤ベースで肌に優しいというメリットもありますが、洗浄剤の構成に関してはクオリティが高くないため、泡立ちや洗浄力がやや劣るという点には注意が必要です。モクモクした泡立ちやすっきり感が好みな方は他の方が良いかもしれません。
このシャンプーは頭皮トニックのような、頭皮に栄養を与える、ということを目的の第一に置く方向けのシャンプーということが言えるでしょう。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。