カテゴリ:シャンプー
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総合点

1mlあたり
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安全性が高い商品です
規制フラグ成分(CMR/SVHC/IARC/CIR/EU)は検出されませんでした
個人差要因経皮吸収15件
メーカー
アンファー株式会社ブランド
SCALPD(スカルプD)容量
350ml参考価格
2134円1ml単価
6.1円JAN
4580688635160ASIN
B0DVT1ZRWF発売日
2025年3月9日ID
10774商品説明
解析チームです。スカルプDシリーズの最新作として2025年3月に登場した脂性頭皮向けシャンプーを解析しました。総合点2.89点という数字が示すように、全体的には標準水準に届かない項目が目立ちますが、洗浄剤の品質3.8点・全体的な安全性3.5点という2点が明確な強みとして浮かび上がります。
スタッツ15項目を精査すると、スカルプケア力1.9点・保湿力2.2点・髪補修力2.3点の3項目が平均(3.0点)を大きく下回り「要注意」水準にある。一方、洗浄剤の品質は3.8点と「平均以上」で、オイリー頭皮に照準を絞った処方設計のコンセプト自体は成分から読み取れる。問題は、スカルプ専門ブランドとして訴求するのに頭皮ケア指標が最低水準にとどまっている点で、ブランドイメージとスタッツのギャップが大きい。
コスパは3.07点と標準的な評価だが、350ml・2,134円(約610円/100ml)という価格帯と照らすと、補修・保湿・スカルプケアに本気で投資したい層には物足りない設計といえる。
※ EWGスコア未登録3成分(センニンコク種子エキス・モウソウチク成長点細胞溶解質・ジメチルジアセチルシスチネート)は集計対象外。HIGH該当成分はゼロ。
GHS感作性・アレルゲン性・EDC(内分泌かく乱性)の該当成分はゼロ、マイクロプラスチック含有成分も確認されない。さらに15成分平均の生分解性スコアは0.88と「易分解」水準で、環境負荷の低さも安全性スコア3.5点を支える根拠のひとつになっている。
処方の重心はアミノ酸・ペプチド類(6成分)に置かれている。コンディショナー・シリコン系成分はゼロ。
主洗浄剤として配合順2番目に登場するAOSは、EWGスコア4・生分解性0.75とヤシ油由来でありながら洗浄力・脱脂力はラウレス硫酸Na(SLS)と同等以上。オイリースカルプ向けとして皮脂除去力を重視する処方コンセプトには合致する。ただし酸性域でも安定する高い起泡性は、バリア機能が低下した頭皮には負荷となりうるため、過剰な皮脂分泌以外の悩みを抱える人には注意が必要だ。両性界面活性剤(コカミドプロピルベタイン)との組み合わせで刺激を緩和する設計になっており、コカミドメチルMEAが増泡・粘度調整を補完する三層構造は合理的な処方判断といえる。
クレアチンはグリシン・アルギニン・メチオニンから体内合成されるアミノ酸様化合物で、ATP生成を通じた細胞レベルのエネルギー代謝に関与する。化粧品では毛髪のダメージ補修サポートとして機能する成分として知られ、EWGスコアは2。本処方ではアルギニン(EWG2)が同時配合されており、クレアチン合成の前駆体であるアルギニンとの共存は、処方設計上の意図を感じさせる組み合わせだ。ただしアルギニンは強い酸性成分との配合で不活性化しやすい点は注意情報として記録されている。
グルタミン酸(ケラチン全体の約13.8%を占める最多構成アミノ酸・EWG1)、セリン(ケラチンの約7%・EWG1)、トレオニン(必須アミノ酸・EWG1)、アルギニン(EWG2)の4種が同時配合される。これらは天然保湿因子(NMF)の構成成分でもあり、洗浄後の毛髪への親和性は高い。ただし配合量が「推奨配合量0.5〜5%」の下限側に留まると推測されるため、スタッツ上の保湿力2.2点・補修力2.3点という数値は成分の種類より濃度不足を示唆している可能性が高い。
EWGスコア1・生分解性0.95と安全性・環境負荷ともに優秀な植物エキス。含有するアルクチゲニンが17型コラーゲン産生を促進し育毛をサポートするとされる研究報告がある。欧米では皮膚疾患の薬用ハーブとして長い使用実績を持ち、血行促進・抗炎症作用も文献上確認されている。育毛効果スコア2.7点の底上げに寄与する成分として唯一期待できる位置づけだ。
亜鉛(EWG1)は頭皮環境のコントロールや育毛補助として機能するミネラル。マグネシウムとアスパラギン酸の塩であるアスパラギン酸Mg(EWG1)は保湿補助・ミネラル補給の役割を担う。余談ですが、Plonka et al.(2005年)のレビューによると、亜鉛欠乏は毛包のアポトーシスを加速させるとされており、シャンプーへの配合には一定の根拠がある。ただしグルコン酸亜鉛の推奨配合量は0.01〜1.0%と幅広く、洗い流しタイプでの実質的な効果発現には濃度と接触時間が課題として残る。
「洗浄は得意、でも頭皮ケアはもっと別の話」
オイリー頭皮の皮脂コントロールに的を絞った洗浄力寄りの設計で、洗浄剤の品質3.8点・安全性3.5点という2軸は確かに機能している。ただし、製品名に「スカルプ」を掲げながらスカルプケア力1.9点・保湿力2.2点という数字は、シャンプーに地肌ケアまで期待する人への訴求力を大きく削いでいる。
余談ですが、日本皮膚科学会のガイドラインによると、皮脂過剰を伴う脂漏性皮膚炎では洗浄力の強い製品でも短期間の皮脂抑制効果が認められる一方、長期使用でのバリア障害リスクも報告されている。AOSをメイン洗浄剤に使うこのシャンプーを毎日使用する場合、頭皮の乾燥傾向の有無を注視することが望ましい。
口コミデータが現時点でゼロのため、解析値と実使用感の一致・乖離はまだ検証できない段階だ。
使用シーン別推奨度:
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