| 成分名 | ジパルミチン酸ピリドキシン |
| 慣用名・別名 | ピリドキシンジパルミテート |
| INCI名 | Pyridoxine Dipalmitate |
| 化学式 | C38H67NO5 |
| 分子量 | 577.49 Da |
| 由来 | 半合成 |
| 推奨配合濃度 | 0.5〜2% |
| 適正pH域 | 4.5〜7.0 |
| コメドジェニック度 | 2/5 |
| EU規制 | 規制なし |
| 日本規制 | 化粧品成分基準収載 規制なし |
| カテゴリ | 成分 |
ジパルミチン酸ピリドキシンは、水溶性のビタミンB6(ピリドキシン)を脂溶性化したプロドラッグ型誘導体である。ピリドキシンの2つの水酸基に炭素数16の飽和脂肪酸であるパルミチン酸をエステル結合させることで、元の分子に比べて油溶性が大幅に向上し、皮脂・角質への親和性が高まっている。
皮膚内に浸透した後、エステラーゼによってパルミチン酸とピリドキシンに加水分解され、活性型のビタミンB6として機能する。この「徐放型プロドラッグ」設計は、単純にピリドキシンをそのまま配合するよりも持続的・局所的な効果が期待できる点で優れている。ちょうど「カプセルに封じた薬」が体内でゆっくり溶け出すイメージに近い。
主な生理作用としては、皮脂腺の過剰活動抑制・抗アレルギー作用・タンパク質および脂質代謝の補助・肌荒れ防止が挙げられる。頭皮の過剰な皮脂分泌を穏やかに整える効果から、脂性肌向けスカルプシャンプーや育毛補助製品への配合が目立つ。皮膚コンディショニング剤・ヘアコンディショニング剤として国際的にも認知されている。
安全性は比較的良好で、皮膚刺激やアレルギーのリスクは低い。ビタミンB6自体は生体必須成分であり、ジパルミチン酸エステルとしての毒性報告もほとんど見られない。ただし、光安定性の点でやや注意が必要であり、高温・強光下での分解を防ぐ製剤設計が望ましい。水溶性のピリドキシンHClに比べ、処方への分散が難しいため、油性基剤や乳化系への工夫が必要な点は処方設計上の課題といえる。
類似成分としてパルミチン酸レチノール(ビタミンA誘導体)やパルミチン酸アスコルビル(ビタミンC誘導体)と同じ「パルミチン酸エステル化によるビタミン脂溶性化」という発想で作られた成分群に位置づけられる。市場での配合製品数はまだ少ないが、頭皮環境改善という文脈で今後注目が高まる可能性を持つニッチな高機能成分である。
9件の商品に配合されています(総合点順・上位50件)
WF(ダブルフラーレン)モイスチャーコンディショナー製造販売元:BEAUTY PRIDE総合点 4.18
WF(ダブルフラーレン)モイスチャーシャンプー 製造販売元:BEAUTY PRIDE総合点 4.06
スカルプD ネクスト プロテイン5 スカルプシャンプー オイリー クール 脂性肌用製造販売元:アンファー株式会社総合点 3.61
SCALP D NEXT+ スカルプDネクストプラス パック コンディショナー製造販売元:アンファー株式会社総合点 3.42
SCALP D NEXT+ スカルプD ネクストプラス シャンプー製造販売元:アンファー株式会社総合点 3.39
プロアンドプロ スーパーソリューション ヘアマスク製造販売元:パシフィックプロダクツ総合点 3.13
プロ&プロ スーパーソリューションヘアソープ 製造販売元:パシフィックプロダクツ総合点 3.05
チュチュベビー 薬用やわらかチュチュリップ【新生児~ 無添加(防腐剤・着色料・香料・甘味料)赤ちゃんの皮脂に近い成分】製造販売元:ジェクス総合点 2.91
ヴェンクス スーパーエクシード シャンプー 製造販売元:パシフィックプロダクツ総合点 2.75