Ingredient Analysis

ジパルミチン酸ピリドキシン

成分 9件の商品に配合 ID: 542
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
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安全性
+20

素材の品質
+0

使用感
基本情報
成分名ジパルミチン酸ピリドキシン
慣用名・別名ピリドキシンジパルミテート
INCI名Pyridoxine Dipalmitate
化学式C38H67NO5
分子量577.49 Da
由来半合成
推奨配合濃度0.5〜2%
適正pH域4.5〜7.0
コメドジェニック度2/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +20
成分の素材品質・配合価値
安全性 +0
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +10
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +0
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 +0
環境負荷・生分解性の評価

概要

ビタミンB6(ピリドキシン)の2位・5位水酸基にパルミチン酸をエステル結合させた脂溶性誘導体。パルミチン酸鎖により油溶性が高まり、皮膚・毛包への浸透性が向上している。皮内でエステラーゼにより加水分解されピリドキシンを徐放する「プロドラッグ型」設計。皮脂腺の過活動抑制・抗アレルギー・タンパク質代謝補助・肌荒れ防止を主目的とし、頭皮環境改善や脂性肌ケアへの応用が多い。

ジパルミチン酸ピリドキシンの解析

ジパルミチン酸ピリドキシンは、水溶性のビタミンB6(ピリドキシン)を脂溶性化したプロドラッグ型誘導体である。ピリドキシンの2つの水酸基に炭素数16の飽和脂肪酸であるパルミチン酸をエステル結合させることで、元の分子に比べて油溶性が大幅に向上し、皮脂・角質への親和性が高まっている。

皮膚内に浸透した後、エステラーゼによってパルミチン酸とピリドキシンに加水分解され、活性型のビタミンB6として機能する。この「徐放型プロドラッグ」設計は、単純にピリドキシンをそのまま配合するよりも持続的・局所的な効果が期待できる点で優れている。ちょうど「カプセルに封じた薬」が体内でゆっくり溶け出すイメージに近い。

主な生理作用としては、皮脂腺の過剰活動抑制・抗アレルギー作用・タンパク質および脂質代謝の補助・肌荒れ防止が挙げられる。頭皮の過剰な皮脂分泌を穏やかに整える効果から、脂性肌向けスカルプシャンプーや育毛補助製品への配合が目立つ。皮膚コンディショニング剤・ヘアコンディショニング剤として国際的にも認知されている。

安全性は比較的良好で、皮膚刺激やアレルギーのリスクは低い。ビタミンB6自体は生体必須成分であり、ジパルミチン酸エステルとしての毒性報告もほとんど見られない。ただし、光安定性の点でやや注意が必要であり、高温・強光下での分解を防ぐ製剤設計が望ましい。水溶性のピリドキシンHClに比べ、処方への分散が難しいため、油性基剤や乳化系への工夫が必要な点は処方設計上の課題といえる。

類似成分としてパルミチン酸レチノール(ビタミンA誘導体)やパルミチン酸アスコルビル(ビタミンC誘導体)と同じ「パルミチン酸エステル化によるビタミン脂溶性化」という発想で作られた成分群に位置づけられる。市場での配合製品数はまだ少ないが、頭皮環境改善という文脈で今後注目が高まる可能性を持つニッチな高機能成分である。

相性の良い成分

パンテノール ナイアシンアミド 亜鉛PCA

相性の悪い成分・混合注意

高価アルカリ化合物 強酸化剤