解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
アンファー株式会社ブランド名
SCALPD(スカルプD)容量
350ml参考価格
2134円1mlあたり
6.1円JANコード
4580688635184ASIN
B0DVT2CTSP発売日
20250309KaisekiID
10775全成分
解析チームです。今回のターゲットは、スカルプDシリーズの中でも“コンディショナー”という立ち位置で異彩を放つ「SCALP D NEXT+ パック コンディショナー」。ブランドは“スカルプケアのパイオニア”アンファー。育毛市場での実績は圧倒的ながら、この製品、実は"スカルプ向け"と謳いながらもベース構成には若干のギャップが...?頭皮にやさしい処方なのか、それとも髪優先設計なのか、処方設計の実際を深掘りしていきます。
総合ランクは2173位 / 2588製品中、スコアは1.88点と、スカルプDブランドとしてはやや意外な低評価。特に“素材レベル”が2.5点、“補修力”が2.8点と、育毛トリートメントというよりもスタイリング寄りの処方と見受けられます。一方で“保湿力”は3.9点と健闘し、使用感も3.6点とまずまず。売上ランキング8位という結果からは、機能性よりブランド信頼や香りなど感性面で選ばれている傾向が見え隠れします。口コミでは「さっぱりする」「香りが好き」との声も多く、明らかに“頭皮育毛”というよりは“仕上がり”や“使い心地”重視の商品と言えるでしょう。
まずメリットとしては、サロン仕上がりを意識した設計が感じられます。特に「ダイマージリノール酸系エステル」+「ヒアロベール」の組み合わせは、ハイグロス感(光沢)と高保湿の両立を意識した処方で、毛先のまとまりやパサつき対策としては非常に優秀です。またメントールの清涼感や、酸化銀によるニオイ対策など、感覚的満足度も高い構成。
一方で、頭皮への“やさしさ”という視点ではやや矛盾も。特にベースに4級カチオン界面活性剤が採用されている点は、敏感肌・頭皮トラブルを抱えるユーザーにとって注意すべき要素です。また、育毛的なアプローチ(血行促進、毛母細胞刺激など)を担う成分はほぼ見受けられず、あくまで“清潔感”の補助に留まる印象です。コンセプトの「地肌から変える」には若干のズレが。
SCALP Dというブランド名から「育毛コンディショナー」のような期待をして手に取ると、若干肩透かしを食らうかもしれません。ただし、その正体は“爽やか清涼感のあるサロン系ボリュームコンディショナー”。高級エステルやヒアロベールの処方から読み取れるのは、毛先のしっとりと根元のハリ感。この組み合わせは、「髪型の自由度」を上げたいユーザーにとっては非常に使い勝手の良い仕様です。
つまり、これは「スカルプD」の名を冠したスタイリングベース・コンディショナー。頭皮ケアを謳っていても、実際は髪そのものの仕上がり重視。使いどころを見極めれば、日々のケアの中にしっかりとハマってくる製品です。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。