Ingredient Analysis

ポリクオタニウム-11

成分 50件の商品に配合 ID: 578
成分 化粧品・ヘアケア配合成分
+0

安全性
+10

素材の品質
+20

使用感
基本情報
成分名ポリクオタニウム-11
医薬部外品名ビニルピロリドン・N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩液
慣用名・別名VP/ジメチルアミノエチルメタクリレートコポリマー四級塩
INCI名Polyquaternium-11
由来合成
推奨配合濃度0.5〜3%
適正pH域3〜7
EWGスコア4/10
コメドジェニック度1/5
EU規制規制なし
日本規制 化粧品成分基準収載 規制なし
カテゴリ 成分
成分特性チャート −100(マイナス効果)〜 +100(プラス効果)
各スコアは当サイト独自基準による評価値です
成分スコア詳細 各評価項目の詳細(スコア: −100〜+100)
素材の品質 +10
成分の素材品質・配合価値
安全性 +0
肌・頭皮への安全性
補修力 +10
髪のダメージ補修・強化力
頭皮改善 +10
頭皮環境の改善・ケア効果
潤滑性 +30
なめらかさ・コーティング効果
育毛力 +0
育毛・発毛促進への寄与
使用感 +20
使用時の感触・仕上がり感
環境配慮 -10
環境負荷・生分解性の評価

概要

ビニルピロリドン(VP)とジメチルアミノエチルメタクリレートの共重合体を硫酸ジエチルで四級化したカチオン性高分子(第四級アンモニウム塩型ポリマー)。毛髪表面の負電荷に静電引力で吸着し、帯電防止・コンディショニング・皮膜形成・泡密度増強を担う。ヘアワックス・スタイリングジェル・シャンプー・ローションなど幅広い剤型に使用される汎用コンディショニングポリマー。

ポリクオタニウム-11の解析

ポリクオタニウム-11は、VP(ビニルピロリドン)とジメチルアミノエチルメタクリレートを共重合後、硫酸ジエチルで部分四級化したカチオン性高分子(カチオンポリマー)だ。化粧品表示名ではポリクオタニウム-11、医薬部外品名では「ビニルピロリドン・N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩液」と呼ばれる。

作用機序のポイントは静電吸着にある。毛髪(ケラチン)の表面は負に帯電しており、カチオン性のポリクオタニウム-11が電気的に引き寄せられることで薄い皮膜を形成。この皮膜が摩擦を低減し、指通りの向上・帯電防止・ツヤ感の付与をもたらす。シリコーンと比べると皮膜が軽く、べたつきが出にくいのが特徴だ。

スタイリング剤への配合ではVP成分のフィルム形成能が活き、整髪力と柔軟性を両立させる。シャンプーへの配合では起泡補助として泡のきめを細かくし、リッチな洗い心地を演出する副次効果もある。類似ポリマーのポリクオタニウム-10(カチオン化セルロース)やポリクオタニウム-6(ポリDADMAC)と比べると、VP骨格による親水性が高く、洗い流しやすさと軽い仕上がりのバランスが優秀とされる。

安全性については、皮膚刺激性・感作性ともに低く評価されており、一般的な使用濃度(0.1〜3%)では大きな懸念はない。ただし眼刺激性に注意が必要で、シャンプーなどでは処方設計上の配慮が求められる。環境面では合成ポリマーとして生分解性がやや低い点が指摘されることがある。コメドジェニシティは低く、スキンケア製品への応用にも理論上は問題ない。

日常的なイメージで例えるなら「薄くて剥がれにくいラップフィルム」を毛髪に貼る感覚に近い。シリコーンが厚いコーティングなら、ポリクオタニウム-11は息のできる薄膜コーティングとも言える。軽さ・帯電防止・スタイリング持続を同時に求めるノンシリコン処方において特に重宝される素材だ。

相性の良い成分

シリコーン セチルアルコール ステアラルコニウムクロリド

相性の悪い成分・混合注意

陰イオン界面活性剤(高濃度では相互沈殿の可能性)

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