アミノ酸系両性界面活性剤やステアリルジヒドロキシプロピルトリモニウムオリゴ糖、アミノ変性シリコーンなどの配合で
文字通り滑らかさを付与するには事足りる処方です。
スムーズな感触仕上がりは確かに得られますが、あくまでもコンディショナーレベルの改善に止まりそう。
というのも、浸透性や持続性、補修、脱着性といった質の良いトリートメントにありがちなメリットがほとんどなく、
表面的で一時的な感触の改良が精一杯と言う印象だからです。
コンディショナーであればもちろんこれで問題ありませんが、ある程度のコストとトリートメントと謳っている以上は(さらに資生堂の製品ということであれば)より多くを期待する消費者も多いのではないでしょうか。
感触の一時しのぎであるか、髪自体がしっかり補強されているのかは大きな違いがあり、この製品が前者であるという以上、おすすめとは言い難いものがあります。
滑らかさを得ると言う一点においてはひとまず仕事を果たすのですが、後を引くような満足度は得にくいでしょう。
コンディショナーとしては悪くありませんが、コストに見合ったものかどうか。