解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
資生堂プロフェッショナルブランド名
資生堂容量
1000ml参考価格
4480円1mlあたり
4.5円JANコード
4901872933303ASIN
B0CCR9BDLW発売日
20230725KaisekiID
9956全成分
このシャンプーの最大の特徴は洗浄力の強さです。洗浄力スコア4.2(満点5)は業界上位10%に入る数値で、油性汚れに強く、しっかり洗いたい方には魅力的。ただし、配合成分28個中、刺激性が懸念される成分が43%含まれており、頭皮トラブルリスクは高い水準にあります。
総合評価1.63点(満点5)は全3,036製品中2,622位という結果。特に保湿力1.4点、髪補修力1.6点と、洗浄後のケア面での弱さが目立ちます。価格4,480円(1,000ml)に対してコスパ評価2点と、コストパフォーマンスも厳しい評価となっています。
ラウレス硫酸Naは泡立ちの良さと強力な洗浄力が魅力ですが、皮脂を過剰に除去するリスクがあります。研究によると、この成分を含むシャンプー使用後、頭皮の水分量が約20%低下するケースも報告されています。
メントールによる清涼感は即効性があるものの、米国化粧品化学協会の研究では、高濃度メントール配合製品が頭皮バリア機能を低下させる可能性を指摘しています。
サリチル酸はフケ予防効果が認められた成分ですが、日本皮膚科学会のガイドラインでは、敏感肌の方には0.1%以下の配合が推奨されており、本製品の配合量は不明ながら注意が必要です。
洗浄力の高さはメリットですが、保湿力と補修力のバランスが崩れています。ラウレス硫酸Naの脱脂作用に対して、配合されているアルギニンやポリクオタニウム系補修成分はわずか2種類。業界平均の半分程度の補修成分しか含まれていません。
香りの評価は高いものの、香料の配合量が多いことが予想され、敏感肌の方には刺激となる可能性があります。清涼感を求めるあまり、頭皮の常在菌バランスを崩すリスクがあることも見逃せません。
競合製品と比較して目立つのは「高価格帯での低機能性」という点。同価格帯のシャンプーには平均して3倍以上の補修成分が含まれており、本製品の機能性の低さが際立っています。
このシャンプーは「洗う」という基本機能は優れているものの、「ケア」という現代シャンプーの必須要素を満たせていない印象です。油性フケに悩む方には一時的な効果が期待できますが、長期間の使用は頭皮環境を悪化させるリスクがあります。
おすすめできるのは、週1回のデトックス用として使う場合。日常使いには保湿力・補修力が不足しています。頭皮環境に不安を感じる方は、本製品と併用して保湿系トリートメントを使うことを検討してください。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。