総合点
1.93総合ランク
594個中 475位成分数
15植物エキスの数
0コスパ
0安全性
0素材の品質
0髪補修力
0育毛力
0使用感の良さ
0エイジングケア
0ホワイトニング効果
0保湿効果
0スキンケア力
<0環境配慮
0浸透力
0即効性
0持続性
0ツヤ感
0サラサラ感
0特に優れた素材
0注意が必要な素材
0メーカー
P&G(プロクター&ギャンブル)ブランド名
パンテーン容量
200ml参考価格
1194円1mlあたり
6円JANコード
4902430682121KaisekiID
7981パンテーンのトリートメントウォーターと言われると嫌な予感しかしないのですが、そんな予感もあながち間違ったもんじゃなかったかもしれません。
パンテーンは、やはりパンテーンだったと言われる結果となるでしょうか。
全成分とは、例外を除いて配合量の多いもの順に並んでいるものです。さっそく見ていくと、水、当然水がもっとも多いのですが、次がフェノキシエタノール。防腐剤です。こんな処方は初めて見ました。水を除いて一番多い成分が、防腐剤ですよ。こんなことある?とポカーンとしてしまいますね。防腐剤を髪にかけるようなものですよ、これ。
そして、次がキレート剤。これも品質安定剤という意味では同じようなもの。他にも、ベンジルアルコールもありますね。これも殺菌剤です。防腐剤という意味では、セトリモニウムクロリド(4級カチオン界面活性剤)の配合も殺菌性を高めています。いったいどれだけ殺菌したいんだ?という話ですね。トリートメントウォーターと謳っていますが、実際には殺菌水のような役割といったほうが近いくらいの印象があります。ちなみに、成分表の最後を飾るカプリリルグリコールも、殺菌防腐剤の役目で配合されています。もうなんだかね・・。
殺菌ばかりの水、しかし元はと言えばヘアケアが目的のはず。それでは、ヘアケア成分はどのようなものが生えているでしょうか。アモジメチコン(苦笑)。これ、シリコン類の中でももっともビルドアップしやすく、使うたびに洗っても落ちないシリコンカスが残ってしまい、使うたびに艶やゆびどおりが悪化していくという副作用を持ってます。
毛先まで傷んだ髪に対して、初めて使う1回目は印象が良さそうですが、それ以降は次第にこんなはずじゃなかった、という感想に変わっていきそうですね。
しかも、手っ取り早くサラサラ感を付与したかったのか、4級カチオン界面活性剤の配合も見られます。これにより、タンパク変性作用付きの水という称号を手にしてしまい、肌への安全性も大幅に低下。髪が触れる部分の皮膚に肌荒れを生じさせる恐れが出てきてしまいます。これも、1回使っただけではでないにせよ、繰り返し使うほどにそのリスクが顕在化していくと考えられます。
多少サラサラになるとは言っても、このようなカチオン界面活性剤をつけたままにするというのはあまりにもリスキーな考え方でしょう。
製品の大半が防腐剤。ちょろっと含まれるヘアケア成分はリスクばかりで大した効果なし。おまけに繰り返し使うほどに悪化する。そんなトリートメントウォーターをおすすめする理由は、残念ながら浮かびません。
これなら水道水の方が遥かにマシと言いたくなるくらいで、あらゆる選択肢の中でもかなりやばい部類と言っていいでしょう。一体どういう考え方でこの製品を生み出したのか、疑問に思えてしかたありません。限りなくコストを抑えたものづくり、とかそういう理由ならなるほどなぁ、と思えますが、さすがに消費者がかわいそう・・。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストア+などを運営。