解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
髪補修力
育毛力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ミルボン(MILBON)ブランド名
インフェノム容量
150ml参考価格
1980円1mlあたり
13.2円JANコード
4954835290340ASIN
B002HEBDNA発売日
20090713KaisekiID
8438全成分
さて、皆さん、ヘアケアにおいては数え切れないほどの商品が市場に溢れていますが、今回ご紹介するのは「ミルボン インフェノム ミスト」。この商品、なんとも言えない評価を受けているようで、一体全体、どんな秘密が隠されているのか...興味が湧きませんか?
では、この商品がなぜこんなにも微妙な立ち位置にいるのか、注目すべきポイントを挙げつつ詳しく見ていきましょう。
まず目につくのは、ラウリル硫酸Naとラウレス硫酸Naです。これらは確かに強力な洗浄成分であり、油分を根こそぎ取り去る効果があります。しかし、美容室で耳にする「髪に優しい」というフレーズからは程遠い存在です。これらが含まれているという事実は、髪への優しさというより、食器洗剤のようなイメージを想起させてしまいますね。洗浄剤というよりは、浸透を助けるための助剤としての役割の配合という印象ですが、それにしても美容という観点からは微妙です。
一方で、クオタニウム-33という成分が含まれており、これは髪のキューティクルを保護する羊毛由来のコンディショニング成分です。髪の艶やキューティクルの保護という点では、髪を守ってくれる存在です。
価格面で見ると、1980円という価格は、コスパを重視する方にはまぁまぁ嬉しいポイントかもしれませんが、成分を見た後では少々複雑な心境になるかもしれません。
注目すべき成分はすでに触れましたが、全成分を見ると水やBG(保湿剤)など肌に優しい成分も含まれています。しかし、その中にも乳酸Naやラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naなど、肌や髪に刺激を与えかねない成分も混ざっており、天使と悪魔が共存するような...なんとも言えない複雑な配合となっています。
メリットは価格の手頃さと、クオタニウム-33による髪の保護効果です。しかしデメリットは強力な洗浄成分による脱脂力が高く、髪や頭皮を乾燥させてしまうリスクがあることです。さらに、総合ランクや素材のレベル等の評価が極めて低い点も見逃せません。
「ミルボン インフェノム ミスト」は一見すると魅力的なトリートメントミストですが、その中身は一筋縄ではいかない複雑さを秘めています。美容師泣かせの成分が隠されたトリックアートのような商品かもしれません。
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