解析結果
総合点
総合ランク
成分数
植物エキスの数
コスパ
安全性
素材の品質
洗浄剤の品質
洗浄力
使用感の良さ
エイジングケア
ホワイトニング効果
保湿効果
スキンケア力
環境配慮
浸透力
即効性
持続性
ツヤ感
サラサラ感
特に優れた素材
注意が必要な素材
メーカー
ユニリーバ・ジャパン株式会社ブランド名
ポンズ容量
270ml参考価格
1018円1mlあたり
3.8円JANコード
4902111727363KaisekiID
7934全成分
クリームタイプやオイルタイプのクレンジング剤は、メイク落としに時間がかかる。その時間を利用して、このクレンジングクリームはマッサージ効果やスキンケア効果をもたせようという意図があるそうです。
ただ、内容的には実に半端なクオリティになっていやしないか。
さて、一石三鳥となるのか、はたまた全てに於いて中途半端になっているのか。
そこが気になるポイントですよね。
この三点がどのくらいのレベルで両立されているかを見ていきましょう。
まずメイク落とし。
オイルタイプのベースに、いくつか非イオン界面活性剤と水によってクリーム状に調整されたものです。
純粋なオイルタイプに比べると、洗浄力もプラスされていることで比較的メイク落としはスムーズ。
ただし、ある程度肌が乾燥する可能性は否定できません。後述するマッサージ時にも負担となる可能性を残してしまいます。
次にスキンケア。
シャクヤクエキスの抗糖化作用、オウゴンエキスの抗アレルギー作用などはスキンケア作用に該当するでしょう。ただ、微量のエキスがクレンジング剤に含まれるだけでは、あまり明確なスキンケア効果は期待できると考えるのが普通。洗い流してしまいますしね。
最後にマッサージ効果。
ステアリン酸やパルミチン酸、ベースのミネラルオイルも含め、それ自体は単純なオイルなのでマッサージに役立ちます。前述した美容成分を肌に一時的に効かせるためのキャリアオイルとして機能してくれることを願うばかり。
しかし、問題は非イオン界面活性剤が含まれることです。
非イオン界面活性剤は乳化、洗浄といった役割を持つため、非イオン界面活性剤で肌を磨くと、かなり肌が痛む可能性が高いです。
良くて乾燥、最悪、重度の肌荒れを起こす懸念もあるということになります。
マッサージオイルだと勘違いして、この製品で肌を擦るのは悪手というよりほかないでしょう。
そもそも、メイクを落とすのにある程度肌を擦る必要に迫られますから、最低限メイクを浮かせる程度に摩擦は抑える必要がありそうです。
1品で3役、というのは便利そうに思えますが、そこに無理が生じると負担を強いられるのはあなたの肌です。
クレンジングとスキンケアとマッサージは、それぞれ使い分けるのがもっとも肌に良い。適材適所。
強引な時短ワザは落とし穴が生じやすい。
とくに、洗う・マッサージ・美容効果といった相反するものを1つにまとめるのは技術的にもレベルが高く、安価な商品ではデメリットが起きやすいことに注意が必要。
美容効果もわずか。メイク落としの品質も中途半端、マッサージオイルとしてはかなり微妙。これはオススメとはいえない。
シャンプー解析ドットコム・カイセキストアなどを運営。